今年の兵庫GTは最強のメンバーが集まりました! これはもうGI級。JBCスプリントにも匹敵する豪華メンバーの戦いです。
一番の注目は、ここまで無傷の10連勝中のオオエライジン。さすがにいきなりこのメンバーに入るのはかなりキツイと思うのですが…。ただ、先頭に立つと遊んでしまうところがあるので、強い相手との勝負の方が、早めに先頭に立つことがない、という意味ではプラス。道中いかについていって、いい位置取りで3、4コーナーを回れるかがポイント。これからの地方競馬を牽引する馬として、このメンバー相手にどんな戦いを見せてくれるのか。好勝負を期待しています。
完全復活を遂げたスーニはかなりの強敵。一度崩れると、なかなか立ち直れないタイプですが、今年はサマーチャンピオンを積極的なレース運びで制すると、その後東京盃、JBCスプリントと、レースを重ねるごとに強さを発揮してくれました。今回のポイントは、なんといっても59.5キロ。59キロの実績もありますが、それでもやっぱり59キロの時は行きっぷりや追い出してからの加速がいつもと違う感じ。58キロを越えてからの、プラス0.5キロはかなり大きいと思うので、斤量を考えて対抗まで。
本命にしたのはラブミーチャン。前走のオッズパークGPは、明らかにメンバーに恵まれましたが、それでも長距離輸送を克服して、かなりの強さを見せてくれました。強敵が揃った東京盃、JBCスプリントでは、番手に控えて自分から動くという一番強い競馬をして見せました。結果、敗れたとはいえ、負けて強し。大井よりも断然小回りの園田競馬場ならば、同じ競馬をして勝てる可能性が高くなるし、強力な同型不在で自分のペースで走れそう。これまで古馬になってから、交流重賞を勝ってはいないけれど、いつも惜しいレースを続けて来ました。進化を遂げた今ならば、久しぶりの交流重賞制覇に手が届きそうです。
この秋はあと一歩足りない印象のセイクリムズン。500キロ越えの大型馬であり、小回りの園田で最内枠はちょっと難しそう。今回は初コンビの武豊騎手が手綱を取るということで、復活のきっかけになればと思います。
超大型馬であり、追い込み脚質でありながら、小回りコースを完全克服して見せたダイショウジェット。キツイコーナーでも上手にペースアップが出来るし、もう脚質的なハンデは感じさせません。この馬にとって、57.5キロも苦にならないでしょう。他の馬がハンデに泣くようならば、ここでもチャンスは大きいです。
GI馬エーシンフォワードの参戦はかなり不気味。しかも岩田騎手鞍上だし。でも、かなり久しぶりのダート戦、しかもダートで勝ち星無し、しかも斤量58,5キロ。ということで、ここまでは印が回りませんでした。中央・地方の強豪が揃って、本当に今年の『兵庫GT』は楽しみです!!
◎09 ラブミーチャン
〇03 スーニ
▲11 オオエライジン
△02 ダイショウジェット
☆01 セイクリムズン