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オルフェーヴル、ドバイ&凱旋門賞でも

  • 2011年12月27日(火) 18時00分
 先週で今年の中央競馬は終わり。いい形で締めくくりたかったのですが、最後の週に一番悔やまれる予想をしてしまったと反省しています。ここから少し競馬開催の間隔が開きますので、来年に向けて色々と研究を重ねたいと思います。

 さて、有馬記念はオルフェーヴルが非常に強い形で勝ちました。正に「どんなシチュエーションでも勝てる馬」ですね。時計勝負、不良馬場、スローの瞬発力勝負、タフな流れ、すべてに対応できる馬です。しかも並んでの勝負根性も強い。来年は海外遠征中心でしょうが、ドバイでも凱旋門賞でも結果を出せる馬だと思います。

 2着のエイシンフラッシュですが、ジャパンCでは外枠が仇になってしまった感じですが、内目の枠を引けた今回は力のあるところを見せました。デキ的にはジャパンCの時の方がよかった感じですが、枠順条件がよくなったことで好走できたと思います。いつも条件次第という注文はつきますが、今後も一線級で好勝負できる馬です。

 3着のトゥザグローリーは前回の馬場の方が合っていそうでしたが、こちらはコースに対する適性を示しました。これも条件つきの馬ですが、得意条件ではキッチリ力を出してきそうです。

 4着のルーラーシップは休み明けもよく仕上がっていました。中山はあまり合わない印象なので、京都や阪神に舞台が変われば更にやれると思います。

 5着のトーセンジョーダンはパドックで素晴らしい気配を見せていましたが、返し馬では力んでしまいました。レースでも終始外を通っていたので、あのペースではきつかったと思います。条件が合えば再度G1でも勝ち負けでしょう。

 6着のヒルノダムールは思っていたよりも仕上がっていましたが、ちょっとトモがまだ本物ではないのか、歩きが後ろ重心になっていました。叩いてこの辺りが改善されれば。

 7着のブエナビスタはジャパンC時よりもドッシリしていてよかったのですが、レースでは終始力んでいました。直線でも詰まりましたし、最後は不完全燃焼だったと思います。子供に期待ですね。

 8着のヴィクトワールピサはスローの瞬発力勝負ではきつかったです。馬は徐々によくはなっています。

 9着のレッドデイヴィスはここに入っても見劣りしない、いい馬ですね。マイルくらいの適条件ならG1でもと思わせる馬です。

 10着のアーネストリーは太かったですし、距離も長かったと思います。

 11着のジャガーメイルは素晴らしいデキでしたが、流れが合わなさ過ぎました。スタミナ勝負なら現役でも1、2を争う馬です。

 さて、楽しみにしていたラジオNIKKEI杯2歳Sはアダムスピークが優勝。ディープ産駒にしてはパワータイプで、今の馬場も合いました。そこまで強くはないかもしれませんが、安定して力を出せる馬でしょう。

 期待していたトリップは、調教を豪快にやりすぎたせいか、ソエが出て前脚を浮かせるような歩様をしていました。いけると判断したのですが、返し馬もあまりよくなかっただけに思い入れが強過ぎた感じです。年末に一番反省すべき予想をしてしまいました。

【次走の注目馬】
トリップ
ソエが解消すれば。

レッドデイヴィス
マイル辺りの距離なら。

トーアライチョウ
まだ太かったがスピード十分。絞れれば勝てる。

ベストバウト
太くても力のあるところを見せた。次は勝てる。

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【お知らせ】
『先週のパドックプレイバック』の次回更新は1/10(火)になります。ご了承の程よろしくお願い致します。

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中央競馬で全レースのパドック・返し馬を徹底観察。繋(つなぎ)や蹄、体型、骨量、筋肉の量・質、関節の柔軟性や、脚元、馬具などのデータを採取。そこから競走馬の能力、適性などに加え脚質も見抜き、馬券を組み立てる。パドック派にありがちな本命予想ではなく、複勝で10倍を超えるような穴馬を見つけるのが得意。

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