牝馬の熱き戦いTCK女王盃が近づいてきましたね。当日はレディースデーと題して女性限定指定席無料サービスもあるそうなので、大井競馬のホームページやモバイルで確認してくださいね。
また、男女問わず大井競馬場来場先着2000名に、やまさき拓味さんデザインの『ボンネビルレコードオリジナル下敷き』がプレゼントされるそうです。わたしも絶対にほしい\(^o^)/
さて、TCK女王盃に登録のあったクラーベセクレタは2月29日のエンプレス杯へ、テイエムヨカドーは2月8日の報知グランプリカップに向けてそれぞれ元気に調整中です。
このTCK女王盃はダートグレードレースで大活躍してきたラヴェリータ(繁殖入り)とミラクルレジェンドが不在のために、かなり混戦モードになりそうですね。地方勢にも果敢に立ち向かってもらいましょう。
ショウリダバンザイ やはり筆頭はショウリダバンザイ(大井・高岩厩舎)ということになるでしょうか。実績的に地方出走馬の中ではNO.1ですね。一昨年は桜花賞とロジータ記念を勝ち南関東3歳牝馬チャンピオンに輝くと、昨年は北海道に帰って道営記念などを制しました。
しかし、案外だったのは前走の東京シンデレラマイル(9着)。再転厩緒戦もいいコンディションで送り出されましたが、道中は最後方から進めていくまさかの展開に、スタンドからもどよめきが起きました。
「58キロというのもあるかもしれませんが、それよりも久しぶりのマイル戦でペースに戸惑ったり、勝負どころでごちゃついたりスムーズな競馬ができなかったのが大きいと思います」(高岩調教師)
逆に力を出していないだけに、レース後も目に見えた疲労感はないそうで、いつもよりダメージは少ないそうです。気の強さと神経の細やかさが紙一重の馬なので、担当の石田厩務員がショウリダバンザイの気持ちを一番に考えて接している姿をよく見かけます。
前走は残念な結果に終わってしまいましたが、昨年のレディスプレリュードは北海道所属として走って、ミラクルレジェンドやラヴェリータと大きな差もない4着に入る力走を見せました(優勝したミラクルレジェンドと0.7秒差)。その2頭が不在となると、ここはかなり楽しみだと思うんですが……。
「1800mも向いているし、時計的にはヒケを取らないと思います。コンディションは変わりなくきているし、チャンスはあると思って送り出します」(高岩調教師)
今回手綱を取る北海道からの期間限定騎乗中の服部茂史騎手は、北海道でもショウリダバンザイと重賞を制したこともある馴染みのコンビです。この中間も調教や追い切りに騎乗をして感触をつかんでいたようですよ。
重賞級と厩舎サイドの期待も大きいハルサンサン(船橋・佐藤賢厩舎)。3走前のロジータ記念は決して得意の距離とは言えない2100m戦でもクラーベセクレタから0.6秒差の2着に入り、前走のロジータ記念は優勝馬テイエムヨカドーとタイム差なしの2着でした。もう少し……。
ハルサンサン「本来は1400mやマイルくらいのほうが力は出せるだろうから、1800mでこの馬の末脚が使えるかどうかだね。ただ、ここ最近は折り合うようになって競馬も覚えてきているから、4~5番手あたりからためていければ」(佐藤賢調教師)
間隔はあまりありませんが引き続きコンディションはキープできているそう。
ラインジュエル(大井・鷹見厩舎)も重賞タイトルまでもう一歩。今年8歳なったので、年齢的なことを考えても勝負の年と言えるでしょう。
前走の東京シンデレラマイル(4着)後は慣れ親しんだ千葉県市原市のセグチレーシングステーブルに移動してリフレッシュを図りながら調整をし、今回は外厩馬として出走してきます。
「昨年は一年を通して安定したコンディションで走らせることができました。マイルで実績はありますが、大跳びの馬だから、コーナーのきつい内回りで上がっていくよりも、外回りのほうが合うと思うんです。レディスプレリュード(15着)は後方から進めてそのまま伸びなかったので、今回も同じダートグレードレースだし、もう少し前から積極的な競馬をさせたいと思います。相手は強いですが……」(鷹見調教師)
そして、JBCレディスクラシックに続き、宮城県産馬のマトリックストート(大井・赤嶺厩舎)が出走してきます。相手はあまりにも強すぎますが、状態自体はキープしているそうなので何とか頑張ってほしいです。
マトリックストート 数少ない貴重な宮城産馬がこういう大舞台に挑戦する姿に感銘を受けます。余計に、わたしも宮城産なので(^_^;)。メジロマックイーンの愛娘でもありますので、応援をよろしくお願いします!