地方競馬の総大将フリオーソ(川崎・川島正厩舎)がいよいよ帰ってきますね!
厩舎で十分にお休みしてから引き運動期間をたっぷり設け、昨年11月下旬から馬場入りをして調教を開始。
「乗り始めてからは至って順調にやってこれた」と川島調教師も言っていましたが、調教や追い切り前には一時間ほど電気をかけるなど、入念なケアをしながらここまで取り組んできました。
1月7日の川崎の調教試験を行い、追い切りは合計6本を消化。
南関東競馬のホームページ内にある南関魂で、一週前追い切りと本追い切りの動画をのせていますので、興味のあるかたは覗いてみてください。
帰ってきた地方の総大将 一週前追い切りの段階ではまだ重いのかなという印象でしたが(体を完全に緩めているんですから当然ですよね)、しかし、さすがはフリオーソです。その後に持ち上げてきて、本追い切りでは併せたルクレルクを5馬身ほど突き放す余裕も見せました。
「終いまでしっかり集中して走っていたし、思ったより動いてくれましたね。もう少し乗り込みたかったのはありますが、恥ずかしくない競馬はしてくれると思います」と調教パートナーの佐藤裕太騎手。
あとはフリオーソのことなので、直前の直前まで体を作ってくると思います。当日の馬体重と気合い乗りなどはいつも以上に見てみたいです。
ちなみに、23日夜に首都圏で降った雪の影響で、24日早朝の調教は南関東4場ともに大変でした。
担当の波多野厩務員に聞いたところ、フリオーソの場合は船橋が能力試験があった日なので(1時間遅れで実施)、その後に最終調整を行ったそう。時間にして10時くらい。いつもいちばん遅い時間帯に乗っている馬なので(9時半くらい)、天候の影響を受けなかったのは何よりです。
洗い場で いよいよフリオーソが帰ってきますね! 普通に考えれば、一線級が集うレースで8ヶ月半の休み明けというのは地方競馬の総大将とは言え割り引きでしょう。あとは地力の高さでどこまで頑張れるか。今後に向けても無事に走って欲しいと思います。自分の状態以上に頑張りすぎるところがあるので……。
フリオーソが長期休み明けだとするならば、好調さではボランタス(川崎・山崎厩舎)になるでしょう。
埼玉栄冠賞と浦和記念を連勝中で勢いも抜群です。かかわる人たちも皆、昨年の川崎記念(3着)よりも状態はすごくいいと太鼓判。この大一番にそれだけ仕上がってるのはうれしいことです。
本追い切りに騎乗した山崎騎手は、「あんなに行きたがったのは初めてなんですが、それだけ気合いの表れだと思います。終いまでしっかりしていたし、間隔は空きますが重め感もないですね。ここ2戦も状態は良かったですがそれよりもいい感じがしました」とうれしいコメントしてくれました。
ボランタスと言えば、最近は『まくりのボラ』と異名があるくらい(あっ、勝手に呼んでます(^^ゞ)まくりが定着してきました。今回はどんな戦いかたを見せてくれるんでしょう。
『まくりのボラ』の異名「今回はまくる感じよりも、ゆっくりいって終いにかける形かな。時計は掛かってくれたほうがいい」と追い切り直後に言っていた山崎調教師。
しかし、その後に不良馬場となり前に行く馬が有利な展開になったので、あとはペースと山崎騎手の判断になるでしょう。
打倒フリオーソの思いは強いと思いますよ! 去年より好調な今年、楽しみです。
ロードキャニオン(小林・堀厩舎)は長距離適性を考慮しての果敢なる参戦です。転厩2戦目の報知オールスターカップは2着に大健闘しました。
「引き続き順調だし、前より元気が出てきて不安な面もないよ。気持ちよく走って長くいい脚を使えれば。本当は平均ペースで走れればいいんだけどね」と堀調教師。