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国分恭介騎手の「あいうえおトーク!」第1回

  • 2012年02月08日(水) 18時00分
昨年の10月末に見事100勝を達成し、自力で減量をクリアした国分恭介騎手。先月の“兄・優作騎手”に続き、今月は“弟”を『あいうえおトーク』で直撃しました。第1回は、「あ」〜「こ」まで全10問。おちゃめな優作騎手とは一変、クールな恭介ワールドをお楽しみください!


兄・優作さんに、ジョッキーとして、あるいは人間として、“ここだけは負けない!”と思うところは?

恭介 ここだけは負けないところ…難しいですねぇ。優作にも同じ質問しました?

──はい、もちろん。ちなみに、優作さんの答えは“身長”でした。

恭介 ああ(笑)。ん〜、なんですかねぇ…(考えること3分)、じゃあ、真面目なところ。優作より僕のほうが、たぶん真面目だと思います。


五十嵐先生は、どんな先生ですか?

恭介 それこそ、ジョッキーとして、人間として、1から全部教えてくださった先生です。重賞レースにも乗せていただき、チャンスをいただいて、勝つことができました。本当に可愛がっていただいてます。

──怒られたことなどは?

恭介 しょっちゅうです(笑)。競馬には厳しい先生でしたし、あとは『ボケッとするな』って、よく怒られました(笑)。


馬に乗るという技術において、もっとも大切だと思うことは?

恭介 馬の気持ちをちゃんと理解した上で、人間が行動することが大事だと思います。ただ、自分でそれができているかどうかは、わからないです…。


AKBの推しメンはいますか?

恭介 いません。興味ないです。

──兄弟そろって興味がないんですね(笑)。では、好きな芸能人は?

恭介 僕は、山田孝之さんが好きです。多才な感じがして。

追い込みは難しい…

追い込みは難しい…


追い込み馬と逃げ馬、人気でプレッシャーを感じるのはどっちですか?

恭介 追い込みです。逃げ馬は、スタートだけ気をつけて、あとは突かれたりマクられたりしないようにすれば、頑張ってくれると思うんですけど。追い込み馬の場合、追い出すタイミングとか、コース取りとか、いろいろ難しいですからね。


『感謝』という言葉がお好きだということですが、今、一番感謝したいのは誰ですか?

恭介 やっぱり、五十嵐先生ですね。先生のおかげで、減量も取れましたし。


騎手にならなかったら、今ごろ何をしていると思いますか?

恭介 父親がアマチュアでバイクのレーサーをやっていて、その姿を見てずっと憧れてたんです。でも、『乗りたい!』って言っても絶対に乗せてくれなくて。もし、そのときに父親がバイクに乗ることを許してくれていたら、そっちの道に行ってたかなぁとも思うので、騎手になっていなかったら、バイク関係の仕事をしていると思います。


悔しかった出来事をひとつ教えてください。

恭介 僕は毎日が悔しかったです。優作がいるので…。小学校、中学校のころから、もうなんでもかんでも比較されて、やっぱり“お兄ちゃん”のほうが優遇されるというか。

──学校の成績や運動神経などはどうだったんですか?

恭介 成績も運動神経も、確実に優作のほうが上でした。たとえば、成績表をふたりでおばあちゃんに見せるとするじゃないですか。そうすると、『さすが、お兄ちゃんね』ってなるんです。頭が良くなりたくて一生懸命勉強したんですけど、僕は全然成績が上がらなくて(笑)。


現役最高体重(おそらく)のクリーン(牡8・音無厩舎/1月22日の平安S出走時は622キロ)に乗ってらっしゃいますが、ズバリ、感想は?

恭介 景色がいいです(笑)。あと、ゲートの長さがあの馬には足りてないので、体を曲げないと入らないんです。だから、体が曲がったまま後ろを締めて。

──スタートが難しそうですね。

恭介 それが、開くとちゃんと出て行くんですよ。真面目です、あの馬は。


これまでのベストレースを教えてください。

恭介 ないですね。勝ったのは全部、馬が強かったか、運が良かったか、展開がハマったか……そんな気がするので。技術で勝ったレースはないと思います。これからは、ひとつでもそういうレースを増やしていきたいですね。

【次回のキシュトーク! は?】
次回の『あいうえおトーク』は、「さ」〜「ぬ」まで全13問。重賞初制覇の思い出から、納豆の意外な食べ方まで、恭介騎手の知られざる素顔に迫ります!

元祖「キシュトーーク」のレギュラー陣、国分恭介、国分優作、松山弘平、川須栄彦、高倉稜を中心に、栗東・美浦・地方からも幅広く、これからの競馬界を担うU25の若手ジョッキーたちが登場します!

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