昨年秋のレディスプレリュード、JBCレディスクラシックで女王ラヴェリータを撃破して、新☆ダート女王に輝いたミラクルレジェンドが始動します。
昨年のエンプレス杯でも、ラヴェリータ、ブラボーデイジーとの激闘を演じましたが、ひと夏越してさらにパワーアップ。体は420キロ台から430キロに成長。それでも他の馬たちと比べると小柄ですが、パドックでは堂々と歩いていて、馬体重以上に大きく見せます。
精神的にもとてもタフで、とにかく勝負根性が強い。砂を被っても、馬群の中でも怯まないし、最後まで一生懸命頑張ってくれる馬です。
もともと、最後の決め手は素晴らしいものを持っていましたが、昨秋はそこがさらに磨かれた印象。仕上がりやすく久しぶりも苦にしないタイプだし、斤量55キロでは負けられないところでしょう。
ロジータ記念、クイーン賞と連勝中のクラーベセクレタも注目の存在。
初めての古馬との戦いだったレディスプレリュードでは、積極的なレースで健闘したものの、最後は付いて行けずに5着。53キロという軽ハンデでしたが、上位馬とは力の差を感じました。
でも、初めての古馬牝馬一線級との戦いで、怯まずに果敢にレースが出来たことは大きな収穫です。その後の連勝に繋がる、いい経験だったと思います。
レースぶりも本当に上手だし、鞍上の戸崎騎手との意思疎通もバツグン! ミラクルレジェンドと対決して、新女王の称号を手にして欲しいです。
プレシャスジェムズは、あと一歩のところでタイトルまで届いていません。スタート後に躓いても、逃げてかなりのところまで粘っていたし、その力は証明済み。昨年のエンプレス杯でも4着に粘っているように、先行有利な地方コースもとても合っています。今回は武豊騎手が鞍上。一発あってもおかしくないです。
TCK女王盃では、根性の差し切りを見せてくれたハルサンサン。確実に力を付けているし、あれだけのレースが出来たことは大きな自信になったんじゃないでしょうか。
プレシャスジェムズやクラーベセクレタが前に行って、それを見る形でミラクルレジェンドやハルサンサンが進む展開になるでしょうから、前に行く組が勝つか差し切り組が勝つか…新たな展開を迎えた牝馬戦線、ワクワクしますね!
◎04 クラーベセクレタ
〇08 ミラクルレジェンド
▲06 プレシャスジェムズ
△13 ハルサンサン
☆07 パールシャドウ