昨年は震災の影響で開催が中止となり、5月に延期となったダイオライト記念。今年は通常の予定通りに開催出来ること、とても有難く思います。メンバー的にも、いいメンツが顔を揃えましたね。
まずはフリオーソ。足元の状態と相談しながら…ということでしたが、かしわ記念直行ではなく、このレースに出走して来ましたから、かなりいい状態と感じます。前走の川崎記念は久しぶりのレースで、さらにスマートファルコンがいつも以上にスタートが速く、この馬にとっては厳しい展開になりました。
ランフォルセにも交わされて3着でしたが、3着を死守したところがさすがフリオーソ。最後の4コーナー辺りの手応えでは、もっと沈んでしまうかと思いました。展開が違っていたらもっと粘れたと思うし、一度使った効果も期待出来ます。強敵はいるけれど、フリオーソの競馬が出来ればここでも頑張ってくれるでしょう。
対抗はワンダーアキュート。前走のフェブラリーSでも、いいレースを見せてくれましたね。1着馬は突き抜けましたが、接戦の末の3着は立派。輸送に弱かったり、スタートがいまいちだったりと、これまでは精神的にナーバスになる場面をたびたび見せて来ましたが、昨年一年間、大きく崩れることなく常に堅実に走ってくれました。勝ち切っていないので派手さはありませんが、確実にパワーアップしている印象です。
ランフォルセは前走スタートを決めて、好位で競馬が出来たことが大きな収穫です。もともと期待の高かった素質馬で、私も初めて美浦で見かけた時には惚れ惚れするような素晴らしい馬体をしていました。
ここに来て、大きな成長を見せてくれていますから、軽視は出来ません。
前走の佐賀記念で久しぶりの勝利を挙げたピイラニハイウェイも注目の存在。前走と比べると、かなり強敵揃いになる今回ですが、好位から上手に競馬が出来る馬。人馬共に前走のレースで自信を持ったと思うし、この相手でどこまで戦えるか楽しみです。
◎13 フリオーソ
〇12 ワンダーアキュート
▲10 ランフォルセ
△02 ピイラニハイウェイ
☆04 シビルウォー