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ダイオライト記念

  • 2012年03月13日(火) 18時00分
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 ダイオライト記念に、地方競馬の我らが総大将・フリオーソ(船橋・川島正厩舎)がダイオライト記念に出走します!!
フリオーソはコンディション良好

フリオーソはコンディション良好

長期休養明けとなった川崎記念は3着に入り、「よく頑張っている」と関係者もフリオーソの底力を讃えていました。その後はかしわ記念に直行予定でしたが、コンディションがいいことから、ダイオライト記念を使ってかしわ記念へ向かうことになりました。

 この中間は4本の追い切りを消化し、1度使っていい頃の状態に戻ってきているそうですよ。3月10日に行われた本追い切りでも力強い走りを見せて好調さが伝わってきました。

 調教パートナーだった佐藤裕太騎手が怪我で療養中のために、後輩の高橋利幸騎手が調教をつけています。「最後の脚色もしっかりしていてまだ余裕がある感じです。1度使ってピリッとしたし、素軽さも出てきて息遣いも良くなりましたね」と高橋騎手。

記録更新がかかるフリオーソ

記録更新がかかるフリオーソ

 またフリオーソの走りが見られると思うと楽しみでたまりません! 今回優勝すると、7年連続重賞制覇という偉業が待っています。しかも、ダートグレードレースです。なかなかできることではないですよ。そんなフリオーソが走る今、競馬が見られて幸せに思います。

「ここまで順調にきたからな。心臓ができてきたから気合い乗りも良くなってきた。ファンの皆さんにここで復活した姿を見せてあげて、かしわ記念に向かいたい」と川島調教師も自信を持って送り出します。

 フリオーソの半弟トーセンルーチェ(船橋・川島一厩舎)が金盃を勝ってここに進めてきました。フリオーソとお父さんは違いますが(ブライアンズタイム→マリエンバード)、栗毛で雰囲気がそっくり。フリオーソを大きくしてのんびりさせたのがトーセンルーチェです。

金盃では、腰がしっかりしてきたことで、好スタートを切って前よりいい位置をキープできるようになったことも勝因のひとつに挙げられると思います。「このくらいの位置から競馬ができればもっと上にいける器だよ」とレース後に張田騎手は言っていました。

兄弟対決に臨むトーセンルーチェ

兄弟対決に臨むトーセンルーチェ

 今回は偉大なる兄との初対決です。「兄弟で走ることはなかなかないことだし、2頭ともいいパフォーマンスができればいいね。うちの馬はスタミナ・パワータイプだし、胸を借りるつもりでどんな走りを見せてくれるか」(川島一調教師)

 芦毛ながらも神々しいほど白い馬体の持ち主スターシップ(船橋・出川克厩舎)。南関東に転厩後、オールスターCを優勝し、グランプリCも満を持して挑んだんですが残念ながら3着。「流れに乗り切れなかったし力負けだとは思っていません」と出川調教師。

 この中間も変わらずに順調に進めてこれたそうです。普通の調教では行きたがるところもありますが、レースでは勝負所でズブさがあるので、その辺りは鍵を握るでしょう。

「相手は強くなりますが、長距離は合うと思うので頑張ってほしいですね」(出川調教師)

 タートルベイ(船橋・矢野厩舎)は金盃2着でした。「勝負所で窮屈な競馬になったしもったいなかった」と矢野調教師。金沢の最強馬として鳴り物入りで南関東に転厩してきた馬ですが、南関東の重賞タイトルまでもう少しです。

「相手なりに動ける馬だし、距離が長いのは大歓迎。スムーズな競馬をしてどこまでやれるか」(矢野調教師)

 ちなみに、スターシップとタートルベイは芦毛同士仲良く追い切りましたが、スターシップが1周目から掛かり気味にいったことで、最後の上がり時計は2頭とも少々掛かっています。「動きは良かったし問題ない」と両陣営は言っています。

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南関東競馬を拠点に活動中。仙台生まれの山形育ち。NHK山形放送局キャスター後、競走馬のことを伝える仕事に就きたく上京。東京シティ競馬中継(MXTV)を経て、南関魂、TCKホームページ、競馬総合チャンネル地方競馬コース、楽天競馬、ウェブハロンなどで活動中。今の一番の喜びは、拠点にしている南関東所属馬が大舞台で頂点に立ったとき。

※当コラムは南関東重賞の前日更新となります。

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