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桜花賞

  • 2012年03月20日(火) 18時00分
 直線が220mと短い浦和コースは逃げ・先行タイプが断然有利で、私はゴールドキャヴィア・エンジェルツイート両馬を有力視した。一方、コース経験の有無が重要なポイントでもあり、リカチャンス・キョウエイペトラ・コテキタイ・メイクアミラクルも展開次第では好勝負に持ち込む可能性を秘めている。

 ◎ゴールドキャヴィアは南関東へ転厩した当時から大物感があり、最近は抑える競馬も身に付けてきた。浦和は初コースとなるが、3戦無敗の戸崎の手綱を信頼して本命馬に推す。

 ○エンジェルツイートは斤量の重いトライアルを回避して休養を挟んだものの、追い切り内容の動きから仕上がりは万全。コテキタイとの逃げ争いは興味の的だが、スピード的にアッサリ先手を奪えると見た。

 ▲リカチャンスは先行グループに位置しながら直線でのびる末脚の良さが魅力。追って上手い本橋に、今回は重賞制覇のチャンスが生まれた。×キョウエイペトラも好位からのびる一瞬の脚があり、展開次第では最も怖い穴馬といえる。ベテラン佐藤博も油断のできない騎手である。

 注コテキタイは1枠からハナを取り切れれば、好勝負は可能だろう。△メイクアミラクルは先行勢が崩れるケースなら、一気の差し脚が浮上する。

◎7.ゴールドキャヴィア
○3.エンジェルツイート
▲5.リカチャンス
×8.キョウエイペトラ
注1.コテキタイ
△4.メイクアミラクル

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競馬評論家・作家(日本推理作家協会会員)。競馬記者から麻雀プロに転向して第6期最高位のタイトルを獲得。著作に「ダービーを盗んだ男」「天才騎手」などがある。

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