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スプリングS回顧、グランデッツァが混戦に断!?

  • 2012年03月20日(火) 18時00分
 スプリングSはグランデッツァが完勝。休み明けながら、ラジオNIKKEI杯2歳S時よりも無駄肉が取れて、筋肉の張りも素晴らしくなっていました。個人的に器用さに欠ける印象を覚えたので、外枠で差し損ねる可能性を懸念しましたが、全く関係なく完勝。あまり合っているとは言えない条件でこれだけのパフォーマンスを見せたことは、混戦と言われる今年の3歳牡馬クラシック戦線で一歩リードした印象すら感じます。

グランデッツァ、混戦に断

グランデッツァ、混戦に断

ディープブリランテ、悲観する必要なし

ディープブリランテ、悲観する必要なし

 ただ、弥生賞組も本番で良くなってきそうな馬がいますし、若葉Sを勝ったワールドエースもいます。まだ一筋縄ではいかないと思います。ただ、ダービーではこの馬が勝ち負けに持ち込んでくると思います。その理由は体の造り。ツナギが長くて、胴もユッタリしている体型、そして瞬発力を繰り出せる筋肉の質は府中の2400mでこその印象。他に比べると条件適性が高いと思いますし、楽しみなところです。

 2着のディープブリランテは、前走と比べるとグンと腹回りが引き締まり、トモなどの筋肉も発達していました。今回は完敗でしたが、前走に比べるとレース内容も大幅に良くなりましたし、体付きもまだ絞れるので悲観する必要はありません。

 3着のロジメジャーは正直ここでは足りないと思いましたが、内目を器用に立ち回っての3着。権利は獲れましたが、本番では厳しいと思います。

 4着のサトノギャラントは休み明けながらも好仕上がり。返し馬の動きも良く期待しましたが、後方からの競馬になってしまい3着まで届かず。ただ、良い馬なので今後巻き返してきそうです。

 7着のマイネルロブストはツナギが寝気味なので、今回のような道悪馬場は全く駄目です。レースでも4角や直線で何度ものめっていました。良馬場なら堅実に上位争いしてくるでしょう。

 9着のバンザイは逃げて2連勝した馬ですが、今回は後方からのレース。それでも少し差してきたようにセンスはある馬です。今回の惨敗で人気を落としそうですし、マイルくらいの距離なら巻き返しを狙いたいと思います。

 12着に敗れてしまったアルフレードは、体こそそこそこできていましたが、中身ができていなかったのか、大惨敗してしまいました。距離とかは問題なかったので、次あたり見直したいと思います。

【次走の注目馬】
マイネルロブスト
道悪は全く駄目。良馬場で巻き返し。

バンザイ
今回はレースがチグハグになった。良馬場で見直したい。

サトノギャラント
休み明けを叩かれた上積みは大きそう。力のいる良馬場がベスト。
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中央競馬で全レースのパドック・返し馬を徹底観察。繋(つなぎ)や蹄、体型、骨量、筋肉の量・質、関節の柔軟性や、脚元、馬具などのデータを採取。そこから競走馬の能力、適性などに加え脚質も見抜き、馬券を組み立てる。パドック派にありがちな本命予想ではなく、複勝で10倍を超えるような穴馬を見つけるのが得意。

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