今回の一番の注目は、久しぶりの登場となるサマーウインドでしょう。ダートに切り替えてからパーフェクト連対できましたが、長期休養を挟んで復帰後の2戦は、芝GIも含めてこの馬らしくない走りが続いていました。
今回は約5か月ぶりの実戦。能力の高さは疑いようがないものの、絶好調時にくらべると状態面に不安が残ります。しっかりと乗り込んできた印象ですが、ここは当日の気配を重視。輸送を経ての馬体重、そしてパドックの雰囲気に注目しています。軽視は出来ない存在ですが、決して弱いメンバーではないので、今回はコンスタントに走れている馬たちを上位評価します。
ということで、本命はセイクリムズン。ここ2戦は積極的な競馬が続いていて、特に前走の黒船賞ではかなり厳しい先行争いの中、逃げて粘り切りました。あと一歩のところまではくるけれど、10か月近く勝ち星を挙げていませんでしたから、前走の勝利は大きかったと思います。
この馬にとって1200mはちょっと忙しいイメージですが、前走ハイペースで戦っているのでそれも克服してくれるでしょう。斤量的にも恵まれているし、ここは連勝を期待しています。
対抗はスーニ。見事復活を遂げて王座奪還しましたが、一度負けると尾を引くイメージがあるので対抗評価にしました。前走はちょっと体が減っていたし、かなりタフなレースになりました。斤量も58キロと、この馬としては問題ないものの、他の馬と比べると少し気になります。
黒船賞ではあわやの3着に突っ込んできたダイショウジェット。本当にこの馬には頭が下がります。大型の追い込み馬ということで、小回りコースは走りにくいだろうに、キツイコーナーでもしっかりとペースアップする力をつけて、交流重賞では欠かせない存在になりましたね。前走は体も絞れていたし、今回も要注意の存在です。
このレース、地方勢もかなり豪華なメンバーが集まりました。
ナイキマドリードは前走のフェブラリーSは惨敗しましたが、その前の2走が圧巻。このメンバーに入っても引けは取りません。復活したフジノウェーブも侮れない存在だし、中央から移籍して来たスターボードも気になります…。
中央・地方の一流スプリンターが揃ったここは、何が勝ってもおかしくないので手広くいこうと思います。
◎07.セイクリムズン
〇04.スーニ
▲14.ダイショウジェット
△01.フジノウェーブ
☆1.ナイキマドリード