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かしわ記念

  • 2012年05月01日(火) 18時00分
 地元馬フリオーソが先手を奪うか、佐藤哲に戻ったエスポワールシチーが逃げの手に出るか、両馬の逃げ争いは面白い。好位を進むランフォルセが馬券の軸と思われるが、私はテスタマッタの決め手を主力視する。展開次第ではシルクフォーチュンとピイラニハイウェイにも注意したい。

 ◎テスタマッタはフェブラリーSを制してJRAダート・マイラーの頂点に立った。その後、放牧に出されたが、熱心な稽古で鍛えられて仕上がりは万全。船橋のスパイラルコースで連勝機と見た。

 ○ランフォルセは船橋1勝の実績があり、最近は前々で競馬が出来るようになった点は心強い。今回もエスポワールシチー・フリオーソ両馬の逃げ争いを見ながら、横山典の仕掛けどころが優勝への鍵を握っている。

 ▲エスポワールシチーは主戦・佐藤哲の手綱に戻り、2勝をあげている船橋コースで、再起をかけた一気の逃げは軽視できない。

 ×シルクフォーチュンは根岸S優勝→フェブラリーS2着の好調馬だけに、先行馬のペースが速くなれば勝利のチャンスは生まれる。

 注フリオーソは久々に追い切り内容が良く、マイペースならば好勝負。

 △ピイラニハイウェイは調子が良い時だけに、1600mでもおさえておきたい。

◎04.テスタマッタ
○11.ランフォルセ
▲07.エスポワールシチー
×08.シルクフォーチュン
注06.フリオーソ
△10.ピイラニハイウェイ

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競馬評論家・作家(日本推理作家協会会員)。競馬記者から麻雀プロに転向して第6期最高位のタイトルを獲得。著作に「ダービーを盗んだ男」「天才騎手」などがある。

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