例年にも増してハイレベルなメンバーが集まった、今年のかしわ記念。本命は地元船橋のフリオーソです!
ロマン派的な要素が多分に入っているのも事実ですが、この馬の走りはこんなもんじゃないと信じています。長期休養明けを2度使いましたが、どちらもまだ万全という感じではありませんでした。その中で、よく踏ん張ってレースしていると思います。
特に前走のダイオライト記念では、逃げて軽く交わされてしまったように見えたけど、それでもバタバタにならず渋太く走るのはこの馬の底力ですね。もともと休み明けからきっちりと走ってくるタイプでしたが、今回の長期休養の理由が脚元。ビシビシ調教して仕上げるというよりも、レースを使いながらさらに良くなってくる、というスタンスに移行したと思います。今回は休み明け3戦目。距離的にも文句なし。強いフリオーソ復活を期待します。
対抗はエスポワールシチー。絶好調の頃に比べるとどうしても見劣りしますが、それでもここ2戦の内容はすごくいいと思います。逃げにこだわらなくなったし、道中我慢が利くようになってレースの幅が広がりました。ただ、この馬は体調はもちろんですが、気持ちが充実していてこそ、という印象があるので後はそこだけですね。
ランフォルセは前走ダイオライト記念を快勝。本当に強い内容でしたが、横山典弘騎手のさすがの手綱さばきも大きかったように思います。前は競馬場でかなり入れ込む姿を見せていましたが、パドックでも返し馬でも落ち着いていたし、そのせいか課題のゲートも上手にこなしていますね。もともと素質を高く評価されていた馬で、ここに来て精神的にも肉体的にも大人になった印象。GIでも引けを取らない存在です。
フェブラリーステークスを快勝したテスタマッタ。強いのは承知の上で4番手評価にしました。この馬は器用な小脚を使うというより、馬の後ろでタメて豪快に伸びてくるタイプ。展開が向く向かないが大きく左右してくるし、小回りの船橋コースはどうしても割り引いて考えてしまいます。鞍上岩田騎手ですから、早め早めに仕掛けてくると思いますが、あのコーナーで後ろから追い上げるのはかなりの労力。
今回は自分でレースを作れる、前に行く脚のある馬たちを中心に考えています。
◎06.フリオーソ
〇07.エスポワールシチ−
▲11.ランフォルセ
△04.テスタマッタ