我らが総大将フリオーソ(船橋・川島正厩舎)がいよいよ地元の大一番かしわ記念に出走します!前走のダイオライト記念はハナに立って息の入らないきつい展開で5着に敗れましたが、今回の巻き返しは必至でしょう。

総大将フリオーソが出陣!
この中間は15-15も入れて4本の追い切りを消化。本追い切りはルクレルクと併せて10馬身ほど後方から追いかける形で進めていき、3コーナー付近では一瞬のうちに抜き去るとそのまま力強く突き放しました。(時計は競馬専門紙さんで確認してくださいね。好時計が叩き出されていますよ!)「無理に行き過ぎた感じでもないし最後まで手応えはしっかりしていました。ダイオライト記念のときよりも動きはシャープになって気合い乗りも良くなっています」と調教パートナーの高橋利幸騎手。
波多野厩務員のお話しでは追い切り後の馬体重は510キロ。前回よりも今回のほうが食べたものもしっかり実になっているそうで、暖かくなってきてコンディションも上昇中。

コンディションも上昇中
去年のかしわ記念はフリオーソの完勝に終わりましたが、相性のいいこのレースで再び頂点に立って欲しいと願わずにはいられません。
「追い切りはやり過ぎも良くないからちょうどいい内容になった。動きや体を見ても前走よりは良くなっているし、今のフリオーソの力は出せる状態だと思う。前回はまだ途上の段階で2400mは厳しかったし、今回は条件的にもいいだろう。抜けた馬はいないけど混戦だし頑張って欲しい」(川島正調教師)

ドモナラズ(左)、クリーン(右)
中央でも活躍してきたクリーン&ドモナラズ(ともに船橋・新井厩舎)が、今度は中央勢を迎え撃つ立場として登場してきます。
中央最高体重記録保持馬クリーンは、前走の房の国オープンを転厩緒戦ながらも圧倒的な強さで快勝。このときは9キロしぼれて621キロでの競馬でした。「デカイですよね(笑)。抜けたらフワッとしていたので近くに馬がいたほうがいいタイプだと思います。追い切りではズブそうな印象だったんですが、今日の実戦では弾けそうだったしこれからおもしろそうです」と緒戦を終えた後に言っていた本橋孝太騎手。

走る気持ちが出てきたクリーン
ちなみに、担当の佐藤厩務員は181センチある長身なので2ショットで歩いているとそんなにクリーンの大きさは感じさせないんですが、騎手を乗せると大きさが強調されますね。騎手がチョコンと乗っている感じでかわいらしく見えますから(笑)。
この中間も順調に調整は行われてきたそうです。初めてのGIですが、これまでも強い相手と戦ってきただけに厳しいペースの慣れは強みでしょう。「(クリーンは)前回は思っていた以上の勝ち方をしてくれたけど、今回はもう少し(体重は)しぼりたいかな。前向きになって走る気持ちは出てきたように思う。ドモナラズは気性面で良化してきたし動けるようになってきた。2頭ともGIに出られるのは名誉なことだし、胸を借りるつもり」(新井調教師)

有力候補パンタレイ(撮影日5月1日)
船橋競馬場でかしわ記念と東京湾カップの2つの重賞が終わると、今度は大井競馬場で羽田盃と東京プリンセス賞が行われます。南関東クラシック1冠目と南関東牝馬クラシック2冠目です。
圧倒的なスピードで押し切って京浜盃馬に輝いたフィガロ産駒のパンタレイ(川崎・林厩舎)が、羽田盃の最有力候補になりそうですね。レースレコードに迫る時計で走っただけにレース後はさすがにお疲れモードだったようですが、寝る仔は育つという言葉があるように、いつも寝てばかりいる馬なので回復も早かったそうです。
「今ある状態はキープできていると思います。前回と同じような感じで仕上げています」と林調教師。ここまで順調にきているそうなので何よりです。あとは出走予定馬みんなが無事に元気に登場して来て欲しいですね。