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東京湾C

  • 2012年05月02日(水) 18時00分
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 東京湾Cは1着と2着に東京ダービーの優先出走権が与えられます。かなり拮抗したメンバー構成で、どの馬にもチャンスがありそうです。今回は全頭の話題をダイジェストにお伝えしていきましょう。馬番順にお伝えしていきます。

 トキノドラゴン(川崎・河津厩舎)は前走のクラウンC(12着)でブリンカーを着用したんですが、調教や追い切りでは良かったものの、レースでは気負って走り力を出し切れなかったので、今回は改めて外すそう。

 イブニングラッシュ(船橋・出川克厩舎)は逃げ宣言! あとで紹介するキョウエイロブストも逃げ宣言を出しているので、レースが盛り上がりますねー! 馬は良化してきているそうです。

ビッグライトは雪辱を果たせるか

ビッグライトは雪辱を果たせるか

 ビッグライト(船橋・佐藤賢厩舎)は前走のクラウンCは大外から突っ込んできて、優勝した同厩のキタサンツバサにタイム差なしの2着に迫りました。本当に惜しかったですが、「この馬は強い!」という声も多く聞かれました。「そもそもあのくらい走れていい馬だよ。ただ、今回はソエを気にして5日ほど馬場入りを休んだからその辺りは気になるね。力は持っているし、終いでどのくらい弾けられるか」(佐藤調教師)

 シラヤマヒメ(大井・鷹見厩舎)はクラウンC9着でした。「もっと走れていい馬」と厩舎サイドは振り返っていて、案外な成績だっただけに逆に今回は疲れもなくしっかり乗り込んできて雰囲気はいいそうです。

 ロゼオ(川崎・林厩舎)は京浜盃馬パンタレイと同厩馬。とてもおとなしくて調教でもポーッとしていることから、2走前(優勝)からブリンカーを着用し、それがいいほうに向いているそう。時計は掛かったほうがいいタイプなので良馬場希望とのことなんですが……。

最有力候補、ディーオ

最有力候補、ディーオ

 ディーオ(船橋・岡林厩舎)はここまでの実績から最有力候補でしょう。前走は1番人気に推されていましたが、58キロや砂をかぶる競馬で5着に敗れました。「今後に向けて収穫になった」と厩舎サイドは悲観していません。まだ気性で途上な面はありますが、それだけ変わる要素もたっぷりと言えるでしょう。「状態は変わらずにきているし、ここまでは予定通り。スピードはあるし馬体もしっかりしている。好位から競馬をさせて結果を出したいところだね」(岡林調教師)

 スカイインテンス(船橋・松代厩舎)も楽しみな1頭でしょう。「まだ子供っぽくて緩いけど、いいものは持っているよ。1頭になると気を抜くところはあるけど、直線で確実に伸びる馬だからね。前回は逃げたけど、今回は4、5番手くらいからついていければ。展開次第ではチャンスはあると思う」(松代調教師)

 リコーレイス(大井・蛯名厩舎)は普段の調教では左回りも上手に走っているそうですよ。リングハミのほうがしっかりハミ取りができるので、今回からその装いで挑むそうです。

距離は問題なし、グランデスボスケ

距離は問題なし、グランデスボスケ

 グランデスボスケ(船橋・出川厩舎)は転厩2戦目を迎えます。緒戦のスプリント戦は快勝しましたが、折り合いがつく馬なので距離延長は何ら問題はないそうです。「持って生まれたセンスがあるし、重賞級の力はある」とアブクマポーロをはじめ数多くの名馬を手掛けてきた出川調教師は言っています。

キョウエイロブスト(川崎・佐々仁厩舎)は逃げ宣言! 自分のペースで逃げたときはこれまでも渋太さを発揮してきました。クラウンC3着。今回はイブニングラッシュとのハナ争いに興味津々です!

 ハテンコウ(大井・佐野厩舎)はクラウンC4着でした。左回りが上手なことと状態が持ち上がってきたことが好走の要因。さらに上積みがあるそうで、楽しみな1頭です。

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南関東競馬を拠点に活動中。仙台生まれの山形育ち。NHK山形放送局キャスター後、競走馬のことを伝える仕事に就きたく上京。東京シティ競馬中継(MXTV)を経て、南関魂、TCKホームページ、競馬総合チャンネル地方競馬コース、楽天競馬、ウェブハロンなどで活動中。今の一番の喜びは、拠点にしている南関東所属馬が大舞台で頂点に立ったとき。

※当コラムは南関東重賞の前日更新となります。

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