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松山弘平×川須栄彦対談 第3回

  • 2012年05月16日(水) 18時00分
今、もっとも注目されている若手騎手といえば4年目の松山弘平騎手と3年目の川須栄彦騎手。今月はおふたりに登場していただき、様々なことを聞いていきます。3回目は、お互いのリーディング順位について語ってもらいます!

――4月18日時点で、松山騎手は19勝の19位、川須騎手は25勝の8位。この順位には満足していますか?(5月16日現在、松山騎手、川須騎手ともに28勝)

松山 去年からいうと、ペースもいいですし、何よりもいい馬に乗せていただいています。ただ、これで満足しているといったら、おかしいですよね。まだまだ、もっともっと上を目指していきたいと思っています。

川須栄彦

川須騎手「順位落ちるのは悔しい」

川須 僕もそうですね。いいペースで勝たせていただいているんですけど、徐々に順位が落ちてきているので…。実際1位の時もありましたしね。もっともっと勝ちたいというか、食らいついていきたいです。やっぱり、順位が落ちるのは悔しいです。

――松山騎手は以前、自分のリーディングはチェックしているとおっしゃっていましたが、他のジョッキーの順位は気になりますか? たとえば、川須騎手とか。

松山 以前は、自分の順位をチェックしていたんですけど、今はそんなに気になりませんね。他の人の順位も、あまり見ないです。川須は見る?

川須 自分のも、他のジョッキーのもチェックしますよ。たとえ、乗っている競馬場が違っていても、たくさん勝っていると目立ちますしね。たとえば、福島での松山先輩なんかは、すごく勝っていましたよね。

――4月14日、15日で4勝ですもんね!

川須 ホント、火を噴いていましたよ(笑)。

松山 (照笑)。

――お互い1月に7勝していますが、スタートダッシュを決められたのは大きかったですか?

川須 それは大きかったですね。僕の場合は2年目に減量が取れて、3年目の今年は先輩方と同じ条件で乗ることがわかっていたので、昨年と同様にスタートダッシュを決めたいと思っていましたから。

松山 僕は年明け初日に2勝したのが、大きかったですね。

川須 ただ、今年はもう2回騎乗停止になっていますから。2月の小倉は良いペースでいけていたのに、最終日に2日間の騎乗停止、4月1日の阪神でまた騎乗停止になってしまって…。

松山弘平

松山騎手「早く乗りたい気持ち」

松山 僕も中京で2週間騎乗停止(3月31日〜4月8日)になったけど、その時は、もう早く乗りたいっていう気持ちばかりだった。

川須 そういえば、あとから僕が騎乗停止になったのに、1日で明けたから、松山先輩よりも先に乗れるようになったんですよね。

松山 そうそう。

川須 調子がいい時こそ、騎乗停止とケガには気をつけないと、って思っていたんですよ。とくに松山先輩と高倉が続けて騎乗停止になったので、自分もそうならないように気を引き締めなきゃと思っていた矢先に、騎乗停止になっちゃって…。

――調子がいい時に騎乗停止になると痛いですよね。

松山&川須 そりゃあ、痛いですよ!!!

――昨年は川須騎手が91勝、松山騎手は26勝でした。とくに松山騎手は今年、昨年以上にハイペースで勝ち星を量産していますが、昨年と何が違うのでしょうか?

松山 とくに変わってはいないんですけどね。去年の10月くらいから勝ち始めたので、今年からというのはとくにないです。去年は10月に入った時点で14勝だったんですよ。その後の3か月で12勝したので、そこからかなと。

川須 そこから変わったことはあります?

松山 いや、自分自身はとくに変わってない(笑)。いい馬に乗せていただいているからというのもあるし、そういったことは巡り合わせもあるよね。僕よりも川須だよ。去年91勝したから、今年は嫌でも注目される立場だよね。

川須 僕の場合は、勝負の年だと思っていた昨年にたくさん勝たせていただいて、これで関係者の方々に僕のことを知ってもらえたかなと(笑)。今年は勝ち星ももちろんですけど、結果を求めつつも中身の濃いものになればいいなと思っています。だから、小倉大賞典を勝てたのは本当にうれしかったですね。

元祖「キシュトーーク」のレギュラー陣、国分恭介、国分優作、松山弘平、川須栄彦、高倉稜を中心に、栗東・美浦・地方からも幅広く、これからの競馬界を担うU25の若手ジョッキーたちが登場します!

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