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大井記念

  • 2012年05月22日(火) 18時00分
 長距離得意な古豪と好調馬が対戦する波乱ムードの重賞となった。金盃(2000m)を勝っているトーセンルーチェを本命に推すが、2連勝の上り馬ビービーガザリアスと大井記念2勝のマズルブラストが強敵と思われる。また、展開次第ではシツジツゴウケン、ナムラブレット・ピサノエミレーツの食い込みも十分に考えられる。

 ◎トーセンルーチェは2月に金盃を制し、3月は中央馬を相手にダイオライト記念3着と健闘。一息入れてこのレースを目標に、調教の動きはさらに良くなっており、今回は頼りになる本命馬といえる。

 〇ビービーガザリアスは大井コースを得意としており、血統的に長距離は向いているはず。酒井は3回目の騎乗になるし、2連勝の勢いに乗って重賞制覇に王手をかける。

 ▲マズルブラストは10歳馬ながら、このレースを2度も勝っている実力は軽視できず、戸崎の腕と合わせて争覇圏と見たい。

 ×シツジツゴウケンは先行してしぶといタイプで、距離が延びて怖い存在。注ナムラブレットは調教の動きの良さを信じて、おさえておきたい穴馬だ。△ピサノエミレーツは長距離が得意な町田の手綱で、要注意の一頭だろう。

◎03.トーセンルーチェ
○08.ビービーガザリアス
▲09.マズルブラスト
×10.シツジツゴウケン
注04.ナムラブレット
△02.ピサノエミレーツ

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競馬評論家・作家(日本推理作家協会会員)。競馬記者から麻雀プロに転向して第6期最高位のタイトルを獲得。著作に「ダービーを盗んだ男」「天才騎手」などがある。

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