今、もっとも注目されている若手騎手といえば4年目の松山弘平騎手と3年目の川須栄彦騎手。今月はおふたりに登場していただき、様々なことを聞いていきます。最終回の今回は、ローカル競馬場の特徴や、プライベートについて語ってもらいます!
小倉は力のいらないコース
――――お互いもっとも多く乗って、もっとも勝っているのは小倉競馬場です。小倉はどんな特徴がありますか?
川須 ダートは先行有利ですね、芝はすぐ荒れやすいですけど、どちらかといえば力のいらないコースです。
松山 小倉の芝は、力のない馬でも逃げ切ったりするよね。そういった面で、中京の新コースに乗った時に、力がいる馬場だなとより感じたな。小倉で先行して押し切っていた馬が、中京だと差されたりしていたから。
川須 でも、乗りやすいですよね。坂は、阪神より感じます。
松山 確かに。中山の次に勾配がきついから、東京よりも(坂を)感じるね。
川須 中山っぽいですよね。
松山 うん。坂を上がってからの平坦部分は長いけど、その坂が結構きついんで、結構止まるよね。
川須 だから、どこで脚を使うかがポイントになりますよね。一瞬の脚がある馬はギリギリまで待って、坂を上がってからかわすとか。
松山 そうそう、小倉と違って、今の中京はスピードだけでは乗り切れないコースだから。
――久々の開催となった福島はどうでしたか?
松山 震災前と変わらない状態でしたから、気持ちよくレースが出来ました。
――栗東から福島に行くのは遠いですよね。移動中は何をやっているんですか?
松山 僕は寝ています。
川須 僕はあまり寝られないんで、音楽を聴いたり、雑誌を読んだりしていますね。
B型同士お互いに頑固
――おふたりとも同じB型ですが、似ているなという部分はありますか?
松山 う〜ん、お互い自分を持っているというのはありますし、どっちかというと、お互い頑固だと思いますね。
――以前、松山騎手は、川須騎手のことをマッチョが似合うジョッキーに指名していましたが、川須くんから見て、松山くんの容姿をほめるとしたらどこですか?
川須 唇…。
松山 こいつ、高倉と一緒に僕の唇をバカにするんですよ! モノマネもするし。
川須 すみません(苦笑)。
――普段、一緒に遊んだりはしますか?
松山 川須さんには、いつも仲良くしてもらっています(笑)。
川須 仲良くしてもらっているのは僕のほうです。飲みに行く時もありますし、カラオケもいきますよね。
松山 でも、最近2人ではないよね。たいてい何人かで行っているし。あっ! そういえば川須の「あいうえおトーク」の時に、最後の「ンなアホな!という出来事」を答えられなかっただろ? ここで、あのエピソードを披露したら?
川須 あぁ、あれですか? この間、松山先輩の運転で、僕と(藤岡)康太先輩、それに(北村)友一さんとホットヨガに行ったんですけど、その途中で、自動車教習所の車が横を通ったんです。みんなで「あれ、高倉だったら、おもしろいよな〜」って言っていたら、本当に高倉だったんですよ!
松山 高倉がめっちゃ真剣な顔で運転しているから、みんな爆笑したよな(笑)。みんなで、「お〜い、お〜い」って叫んだんだけど、あっちは真剣に運転していて、まったく見てくれなくて(笑)。
川須 そうそう(笑)。でも、あれを見て、いいなぁと思ったんですよ。僕も路上教習してぇ〜って。それで、頑張って、ようやく6回目で仮免許に受かりました! この調子だと、5月中には免許を取れそうです。
松山 普通は3回目に落ちたら、次は絶対に受からなきゃって思うはずなんだけどね…。
6回って…。ホンマに「ンなアホな話」やな。