高松宮記念のロードカナロアはこうだった。
スタートで若干後手を踏んだものの、外枠各馬が逃げ先行脚質だったのが幸い、
ゴチャつくことなくスッと先団外目に取りつく。
そして前にサクラゴスペルを見ながら、外にダッシャーゴーゴーを従え3コーナーに入る。
3、4コーナー中間を過ぎても、体勢は大きく変わらない。
同日の岡崎特別(1000万下)より前4Fの通過が遅いスローな流れではあったが、
コースロスを恐れてか、後続各馬がなかなか動かないまま直線勝負へ。
一瞬、外のゴーゴーに被される形になりそうだったが、そこは同厩のよしみ。
ゴスペルが内によれたこともあり、後はヴィクトリーロードを駆け抜けるだけだった。
レコードの完勝。
必然的に大きく外を回された3番人気のサンカルロは当然の結果で、
終始カナロアをマークする形になっていた2番人気のドリームバレンチノも、
2着まで追い込んでくるのがやっとだった。
ただ、位置取り、コース取り、ペースすべてがカナロアに味方した感じは否めない。
そして何よりダッシャーゴーゴーの存在が大きかった。
4コーナーではカナロアの外にピタッと位置取り、
ドリームバレンチノのまくりの手を封じたと言っても過言ではない。
競輪で言うところのラインがしっかり機能したチームでの勝利といってよいだろう。
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