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トドじゃありません、スダチです

  • 2012年06月21日(木) 18時00分
 NHKマイルでかなり派手な落馬をしたシゲルスダチ。白くてちっちゃいのに少しヘン、というところが私にはメチャメチャツボにはまっていて、可愛くて仕方ありません。そんな理由もあって、ちょいちょい様子を見に行っています。

スダチ、馬房でゴロ〜ン

スダチ、馬房でゴロ〜ン

 いつもどおり今朝も馬房をのぞいたのですが、そこに居たのは…馬というより、まったりした寝相でくつろいでいるトド。スダチは半目を開き、口をあけて、ホゲーッと寝ていました。

 普通、誰か厩舎のスタッフではない人が来たら、その変化に気付いてサッと起きるものなのですがね。スダチに限ってはどこまでもマイペース。

「この子はもう…いつまで寝ているのかしら。もう運動に行かなきゃいけない時間なのに…!」と担当の鈴木さんにおこされる始末。鈴木さんはまるでスダチのお母さんです。一方、息子のほうは? というと、実に寝起きが悪い! どこかの中学生みたいです。ほんと可愛い。

額にツノのような出っ張り

額にツノのような出っ張り

 そんなスダチですが、最近はやや変化が出てきました。もともとスダチは、額にツノのような2つの出っ張りがあったのですが、それが目立ってきたのです。馬の骨格の標本を見る限り、馬の額はのっぺりとしているのですがスダチは違うのです。

 神話に出てくるユニコーンは一角獣であり、額の中央にひとつだけ角があるとされているのでスダチのそれとは少し違いますが…。スダチの馬房の近くにいるベテラン厩務員さんも「ツノのような出っぱりがある馬を見たのは2度目」と目を丸くしていました。スダチは落馬してもほぼ無傷だっただけでなく、やはり“何か”を持っているようです。

 そんなスダチの復帰戦がいよいよ近づいてきましたね!CBC賞、めちゃめちゃ楽しみです。

ウインバリアシオン最高の状態

ウインバリアシオン最高の状態

 宝塚記念に向けてのウインバリアシオン、最高にいい状態に仕上がりましたよ。岩田さんが「レースの週に完成させる」と予言していましたが、まさにそのとおり。アバラはほどよく浮き、無駄な肉はなく、バランスよく筋肉がつき、毛ヅヤもツヤツヤ。

「ほんとうに最高の状態。あとは気を緩めずにレースに挑むだけです」と竹邑厩務員。

 木曜日は運動だけですが、金曜はまた岩田騎手を背にコースを周回、土曜日も岩田騎手が軽くハミをかける程度の調教を行い本番に挑む予定です。

デジタルレシピ研究家。パソコン教師→競馬評論家に転身→IT業界にも復帰。競馬予想は卒業したが、現在も栗東トレセンでニュースやコラム中心の取材を続けている。“ねぇさん”と呼ばれる世話焼きが高じ、AFPを取得しお金の相談も受ける毎日。公式ブログ「ねぇブロ」(http://ameblo.jp/takako-hanaoka/)

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