国分兄弟のツインズトークもいよいよ最終回。事前に集めた松山騎手、川須騎手、高倉騎手からの質問に、今回はユーザーからの質問も加わりました。お互いに対する意識やお互いの騎乗についてなど、ツインズならでの絆が感じられる、ほんわかトークをお楽しみください!
◆ 直線の追い比べでは、ほかの誰よりも負けたくない!
恭介騎手「“兄”と意識したことがない」
Q16・川須騎手→恭介騎手■好きな芸能人を教えてください!
恭介 え〜と…、男性でもいいんですよね?
──もちろんです。
恭介 最近好きなのは、あの人…、名前が思い出せない(笑)。いつも個性的な役をやるあの人…、あ、古田新太さん! 個性があっていいなぁと思います。
──好きな芸能人に関しては、おふたりとも本当に“個性的”ですよね(笑)。たしか『あいうえおトーク!』のときは、優作さんが阿部サダヲさんで、恭介さんが山田孝之さん。DNAを感じます(笑)。
優作 かっこいいとかかわいいとかより、個性的な人が好きなんですよね。
恭介 そうそう、個性に惹かれます。
Q17・松山騎手→恭介騎手■優作が兄、恭介が弟という事実には納得しているの?
恭介 “兄”と思ったことがない(笑)。
優作 両親も兄とか弟とか分け隔てなく育ててくれたので。子供のころ、注射を打ったりするときは、“お兄ちゃんから”だったけど(笑)。
恭介 弟のほうが楽ですね。それだけで言い訳になるというか(笑)。子供のころより、今のほうが感じます。
優作 でも、産まれた瞬間の記憶なんてないわけだから、もしかしたら、僕のほうが大きかったから、『こっちが兄でいっか』みたいな感じだったかもしれないよ。
恭介 そんな、医者が間違えるわけないだろ!
Q18・松山騎手→恭介騎手■もし自分に子供ができるとしたら、双子がいい?
恭介 双子は嫌ですね。育てるのが大変そう…。
優作 もし双子だったら、どっちかひとりは俺が育ててやるよ(笑)。
恭介 それ以前に、将来、俺と優作の子供が“激似”だったらちょっとやだな(笑)。
Q19・ユーザー→国分兄弟■お互い、一番意識をし合う存在ですか? それともまったく意識をしない存在ですか?
恭介 意識しますね。この前、優作が勝ったときも、僕一人で“差せ! 差せ!”って応援してましたもん。優作はたぶん、僕のこと応援してないでしょうけど(笑)。
優作 してるよ! でも、同じレースに乗ってることが多いじゃん。そういうときも、恭介はどこにいるかなぁって探したりするよ。
恭介 そういえば、優作が重賞で2着(ファルコンS・レオンビスティー)だったときも、直線半ばまでものすごい叫んでたんだよ。安藤さん(ブライトライン)が優勢だとわかった瞬間、黙ったけどね(笑)。同じ意識するにしても、こいつには絶対に負けたくない!とか、そういうのはないなぁ。
優作 競馬学校のころとか、デビューしたころは“負けたくない!”っていう気持ちがあったけどね。今もう、自分のことで精いっぱい。
恭介 ただ、直線で優作と競り合いになったときは、ほかの誰よりも“負けたくない!”って思うけどね。絶対に差してやる!って思う。
優作 そういえば、たいてい俺が負けてる気がする…。
恭介 気迫で怯ませる、みたいな(笑)。
優作 恭介に負けたときは、ほかの人に負けたときより『あ〜、負けた…』って、ガックリくるからね。
恭介 俺に勝てる気がしないだろ?
優作 なんだよ、そのドヤ顔! ムカつくわ(笑)。
恭介 ちょっと言ってみました(笑)。
Q20・ユーザー→国分兄弟■お互いの騎乗をどう思いますか? また、普段そういった話をしますか?
恭介 しますね。こうしたほうがいいんじゃないか、って思うことがあったら、すぐに言います。やっぱり優作には、巧くなってほしいと思うから。優作の印象が良くなれば、僕の印象も良くなるし、優作の印象が悪くなれば、僕の印象も悪くなると思うので。そこはもう、双子ならではというか。お互いに高め合っていけたらと思ってます。
優作 うん、そうだね。恭介が目立てば、僕も目立てるんで。恭介が乗っていいところまできた馬とか、次に恭介が乗れないとなった場合、僕に回ってくることも多いし。
優作騎手「そういえば双子だった」
Q21・ユーザー→国分兄弟■本当は、双子として取り上げられるのは、あまり好きではない?
優作 双子って言われるたびに、“ああ、そういえば双子だった”と思う(笑)。
恭介 僕は全然、嫌じゃないな。
優作 けっこう、話題にしてもらえるしな。厩務員さんとの会話でも、とりあえず『お前、どっちや?』から始まるので(笑)。
Q22・ユーザー→優作騎手■優作騎手は、カタール見習騎手招待レース(2012年2月28日〜3月1日)で2位に入りました。今後も海外には積極的に参戦したいですか?
優作 もちろん行きたいです! 海外の女性ジョッキーとか、けっこう可愛かったりするので…。
恭介 バカじゃん(笑)。そういう不純な動機で、優作さんは頑張ったわけですね?
優作 冗談です(笑)。でも、めっちゃスタイルいいんだよ!
恭介 まだ言うか!
優作 競馬はもちろん勉強になるし、みんなで飲んだりするのも楽しいし、チャンスがあればまた行きたいと思うよ。
恭介 僕がマカオに行ったときは、そういう交流はなかったな…。でも、海外で騎乗すると、すごく視野が広がるよね。
Q23・ユーザー→国分兄弟■恭介さんは昨年の10月に、優作さんは今年の2月いっぱいで減量が取れました。減量の有無について、実感していることはなんですか?
恭介 やっぱり減量があったほうが、チャンスのある馬に乗せていただける機会が多かったですね。
優作 (減量が)あるとないでは違うよね。
恭介 レースで重さを実感することはないけど、減量を生かして…という観点では、見てもらえなくなったので。
優作 減量があるとき以上に、普段乗せていただいている馬を大切にして、次につなげていかなくちゃと思ってます。
恭介 実力勝負っていうことですよね。自分ができることを、ひとつひとつ丁寧にやっていこうと思っています。仕事では、絶対に中途半端なことはしたくない。