栗山求氏に喧嘩を売る不愉快な企画が1年余ぶりに帰って参りました。このコラムでは栗山氏の名コラム「新着POG馬紹介」で紹介されなかった新着登録馬を素人のコメント付きで紹介していきます。昨年までは珍血統重視で選定していましたが、今年からはなるべく将来の活躍馬を紹介出来るように配合などに注目して選定していこうと思います。素人なりに、ですけど。

●エスティレイズ(牝 美浦・成島英春 父パイロ、母エターナルレイズ)
期待度：★★★☆☆
父パイロはPulpit産駒。今年度の新種牡馬で現役時代はフォアゴーS(米G?)勝ちなどがある。現在はダーレー・ジャパンで供用中。母は中央で4戦して勝ち星なし。三代母はマーメイドS(G?)勝ちのシャイニンレーサー。その半弟にフジキセキがいる。Seattle Slewの4×5を持つ。父の実績がないだけに傾向は掴み辛いが、クロスの影響が強ければダート向きに出るだろう。仕上がりはそれなりに早く、中山ダート1800よりも東京ダート1600が向きそう。

●シゲルトカチ(牡 栗東・飯田明弘 父マイネルラヴ、母パッションメイト)
期待度：★★☆☆☆
母は中央に登録されるも未出走で繁殖入り。近親にUAE1000ギニーとUAEオークスで2着に入ったアースリヴィングなどがいる。本馬は2番仔で初仔のコンゴウセキ(父ストーミングホーム)は未勝利(中央現役)。兄弟の走りを考えると大きな期待は掛け辛いが、マイネルラヴ×アグネスタキオン×Wild Againと言う配合でダートの短距離戦ならあるいは…と言ったところ。芝なら湿った馬場じゃないと厳しそう。

●シンゼンマオー(牡 栗東・飯田明弘 父アドマイヤジャパン、母トウジュ)
期待度：★★★☆☆
母は中央1勝馬。その半弟に中京記念(G?)2着馬センカクがいる。本馬は5番仔にあたるが上に勝ち星を挙げた馬はいない。母方にNijinskyを持ったアドマイヤジャパン産駒には良駒が多く、今年のクロッカスSではシーブリーズライフとディアセルヴィスがワンツーを飾っている。本馬も前へ行っての粘り腰がありそう。芝向きでマイル〜中距離ぐらいが良さそうだ。兄弟初の1勝を挙げたいところ。


この3頭の中で1頭だけ指名するならどの馬か？
私ならシンゼンマオーですね。アドマイヤジャパン産駒の成功パターンに当てはまっていますし、馬券的にも穴馬券を提供してくれそうです。