フローラSのデニムアンドルビーはキンカメ肌のディープ産駒。こんな旬な血統の馬ががすでにデビューしていたことには正直驚いた。時の流れを痛に感じた瞬間だった。いまだに自分の中では、ハイスタを聞きながら、毎週新潟競馬場に通っていた1999年当時の記憶が色濃く残っている。桜花賞でのプリモディーネに皐月賞のテイエムオペラオー、でもやっぱり一番は秋華賞のブゼンキャンドル。そう、あの時の記憶と興奮は“いつまでも金ぴかのまま”だ。
デニムアンドルビーは未勝利を脱出したばかりだが、その勝ち方のインパクトからかなりの人気が予想される。阪神2000Mを2:01.1という勝ち時計も然ることながら、最後の2Fを11.8-11.3でまとめた末脚はまさに父ディープインパクト譲り。簡単に逆らえそうにない今回は、連穴でグッドレインボーを狙おう。チューリップ賞でアユサンに0.1秒差屈したものの、レッドオーヴァル、プリンセスジャックには先着している。素直に結果を評価してもよさそう。開幕週の馬場で、人気馬に差し馬が揃った今回は展開の恩恵も頂けそう。そう1999年秋の天皇賞を12番人気で2着した父ステイゴールドのように府中の2000Mの舞台で、あの時の興奮をもう一度味わいたいものだ。
そういえば「MAKING THE ROAD」のジャケットには綺麗な虹がかかっていた。
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