●カヴァリエール(牡 美浦・新開幸一 父エアジハード、母フェイムドグレイス)
期待度:★★★☆☆
母は中央3勝馬。母の母のビューティーメイクは新潟記念(G?)で3着がある馬で、大物こそ出していないがクズを出さない優秀な繁殖牝馬だった。母もその誇れる特性を受け継いだようで、千葉Sなど中央6勝のマルカバッケン(父クロフネ)をはじめとして産駒5頭は全て中央で勝ち星を挙げている。エアジハードの中途半端な軽さをややズブめの母方で薄めている配合。マルカバッケンはクロフネのパワーと母方の重さが出たのかダート馬に出たが、この馬は芝向きのマイラーかあるいはスプリンターに出そうだ。ダートでお茶を濁した後の芝替わりで買いたい。
●パンテラネグラ(牡 美浦・大和田成 父ローエングリン、母ファストパス)
期待度:★★★★☆
母は中央で16戦して1勝。母の母であるエリモシックは1997年のエリザベス女王杯(G?)を鋭い追い込みで制した名牝。母のいとこにリディル(スワンSなど重賞2勝)、クラレント(東京新聞杯など重賞3勝)、レッドアリオン(ニュージーランドT-G?2着)の三兄弟がいる。父ローエングリンはSS系牝馬との配合でロゴタイプと言う大ホームランを放っており、母の父がタイキシャトルの本馬にも期待が高まる。Glorious SongとDevil's Bagの3×3という全姉弟クロスが印象的。それが良い方向に出れば大望も抱ける馬だろう。仕上がり早な芝向きのマイラーか。
●マミーテイラー(牝 栗東・須貝尚介 父ゼンノロブロイ、母ジンジャーパンチ)
期待度:★★★☆☆
母はBCディスタフなど米G?5勝を挙げ2007年度のエクリプス賞最優秀古牝馬に輝いたアメリカの名牝。2009年にノーザンファームが購買し現在は日本で繁殖生活を送っている。初仔のジンジャーミスト(父Bernardini)はここまで中央で3戦して4着が最高着順。良血馬だけに姉同様に馬体が小さく出ていなければある程度は期待できそう。アメリカンな血脈が集まっている配合で、スピードやパワーはありそうだが大味で淡泊だろう。父ゼンノロブロイの良駒で同様のパターンが少ないのも気になる。芝ダート兼用のマイル〜中距離向きで砂は軽めの方が良さそうだ。
この3頭の中で1頭だけ指名するならどの馬か?
意欲的な配合のパンテラネグラがおススメです。厩舎に実績がないのが不安と言えば不安ですが…。
なんJ(2chの「なんでも実況ジュピター」という掲示板)の固定ハンドルです。ライター志望の社会人。「金満」の流れを組む血統予想が持ちネタです。東北出身なので岩手競馬にちょっとだけ肩...
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