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札幌芝の特殊バイアス

  • 2012年07月27日(金) 12時00分
 先週の札幌芝は「前走ダート経験馬」が18頭出走。5頭が馬券になり、複勝率は29%。単勝回収率が158%。複勝回収率は201%

 馬券にはならなかったものの、12人気、7人気で4着の馬もいたように、ダート指向の強いタイプが馬券になりやすいバイアスの馬場です。

 特に札幌芝1500mは8頭出走して、4頭が3着以内。複勝率は50%。複勝回収率は450%を越えます。小樽特別では該当馬が3頭出走して9人気のヴィクトリーマーチが1着。8人気のフレイムオブピースが3着。3連単は35万馬券です。

 血統に目を向けると、母父がカーリアン、ダンスインザダーク、サンデーサイレンスと芝指向が強く、GI実績を持つ血統馬が馬券に。母父は芝指向が強くない場合、いずれもダービー馬も出している種牡馬だったように、血統は父か母父が芝のGI血統の馬が特に走りやすくなっています。

 今の札幌芝のような馬場状態は、血統は父か母父が芝GIでも通用する裏づけを持ったタイプで近走はダートを使われているパターンの馬の期待値が上昇するので、ぜひ注目したいものです。

 とはいえ、先週はホームページで公開している勝負レースでは、中京を重点的に勝負レースに選び10万馬券などを的中させたものの、札幌芝は勝負レースに選ぶことができませんでした。

 今週の札幌芝も、前走ダート経験馬を狙えば必ず当たるほど競馬は簡単ではないですが、チャンスバイアスを見逃さないように心がけます。

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血統馬券予想理論『血統ビーム』の提唱者で、『ブラッドバイアス』『大系統』『小系統』などの血統予想用語、概念の作者。血統ビームの革新性は20世紀末の競馬予想界に衝撃を与え、現在は競馬ファン、競馬評論家に多大な影響を与え続けている。また『競馬予想TV!』『競馬血統研究所』(ともにCS放送フジテレビONE)に出演するなど活躍中。Twitterはコチラ。
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