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黒潮盃

  • 2012年08月14日(火) 18時00分
 外回り1800mで行われる重賞だが、データ的には先行馬の活躍が目立ち、戸崎の手綱で先行すると思われるロンドンアイを本命に推す。東京プリンセス賞・関東オークスと連勝したアスカリーブルは57キロを背負う点で対抗の評価にとどめ、穴馬は東京ダービー組のジャルディーノ・ダイヤモンドダンス両馬と見た。他では九州ダービー馬のエスワンプリンスが怖い。

 ◎ロンドンアイは素質の高い期待馬で、夏の2戦を1、2着して成長を見せた。1800mの実力タイムが最上位に加え、無理に逃げなくても番手で折り合える器用さは心強く、戸崎の腕を信じて◎を打ちたい。

 ○アスカリーブルは牝馬重賞2連勝の勢いに乗って牡馬に挑戦。乗り慣れた今野で実績のある大井コースだが、3キロ増えた斤量が気になる。

 ▲ジャルディーノは羽田盃(9番人気)でロンドンアイに先着しており、2000mのダービー(7着)よりは適距離と思われる1800mで侮れない。

 ×ダイヤモンドダンスは気性の難しさから未勝利馬でいるが、的場が乗って3、5、4着と好成績をあげ、熱心な調教と合わせて最も怖い穴馬。

 注エスワンプリンスは鮫島克で5連勝した先行力は、今回も軽視はできない。

 △シラヤマヒメは完全復調の御神本で好枠に恵まれ、展開次第では上位も。

◎07.ロンドンアイ
○14.アスカリーブル
▲08.ジャルディーノ
×15.ダイヤモンドダンス
注12.エスワンプリンス
△05.シラヤマヒメ

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競馬評論家・作家(日本推理作家協会会員)。競馬記者から麻雀プロに転向して第6期最高位のタイトルを獲得。著作に「ダービーを盗んだ男」「天才騎手」などがある。

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