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“末広がり”の子ボブキャット/トレセン発秘話

  • 2012年08月23日(木) 18時00分
 ブエナビスタ、ジョワドヴィーヴルの母、ビワハイジのように繁殖入りしてから立て続けに一流馬を輩出し続ける名牝がいれば、アンライバルドの母バレークイーン(初子はフサイチコンコルド)のように高齢になって再度突発的に活躍馬を出す繁殖馬もいる。だが、大概は“尻すぼみ”の成績で終わるもの。

 ただし、最初は子育てがうまくいかなかったり、パートナー(種牡馬)との相性が悪くて鳴かず飛ばずだったのが、人馬ともに経験の積み重ねで血統に見合う子を産んでいくケース…“末広がり”も当然、生き物の世界だけにある話だ。

 今週日曜(26日)新潟5Rの新馬戦(芝外1600メートル)を予定しているボブキャット(牡=父ダイワメジャー、母カーラパワー・久保田)がまさにそれだろう。

 6歳上のワキノパワーはセン馬にされ、5歳上のレッズフィールドは「気が悪過ぎで力の半分も出せない」(伊藤正調教師)との理由で引退を余儀なくされた。それが3歳上のスティルゴールド(現4勝)あたりから気性面のトラブルがなくなり、2歳上のダノンシャークは重賞2着3回、1歳上のレイカーラは目下3戦2勝だ。

「ボブキャットの性格? 若干、気の強い面はあるけど、コントロールは利くし、大きな問題はないですよ。背中の感触がいいし、仕上がりも万全。ええ、出たとこ勝ちを狙える馬です」と尾形助手は迷わずVサイン。

 これはダノンシャーク以上の逸材か。今週も強力関西馬が遠征してくるだけに本命を打つかはまだ決めていないが、馬券には入れておきたいと思っている。
(美浦の馬券野郎・虎石晃)

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