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セントウルS

  • 2012年09月06日(木) 18時00分
  • 15
◆56キロでもパワーが違う
 一流のスプリンターに最も必要なものは短距離を一気に走り抜くパワーだから、ダート王クロフネから2頭の短距離女王が出ても驚くにはあたらない。カレンチャンは母父がHyperion5×3・5のトニービンで、クロフネに希薄なHyperionの血をここに凝縮しているのもポイント。スリープレスナイトの母父もHyperion4×4のNureyevだ。56キロのオーシャンS(イン伸び馬場で外々を回らされる)や55.5キロの香港スプリント(直線狭くなりながら差のない5着)の内容から、56キロが応えるとは思えない。ただスタートダッシュはそれほど速いほうではないので、開幕週で取りこぼすとしたら位置取りが悪く外を回らされた場合か。

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育成牧場従業員を経て、92年~02年まで競馬通信社編集部に在籍し、現在はフリー。「馬券総合倶楽部」で、2008年に年間回収率136%を記録した実績を持つ血統予想の第一人者。

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