◆外回りで斬れるトライアル血統
オレハマッテルゼは母父がBold Ruler系ジャッジアンジェルーチなので短距離で抜群の機動力を発揮したが、ハナズゴールの場合は母シャンハイジェルからナスキロ血脈を3本受けて、外回りで柔らかく斬れる脚質となった。母父シャンハイはヘクタープロテクターの3/4弟だからいかにもトライアル向きの血統でもあり、スローの瞬発力勝負ならチューリップ賞の再現も十分考えられるし、内回りの本番より外回りのここでガツンと打ちたい馬だ。
◆ベスト距離で実績に敬意
ジェンティルドンナはドナウブルーの全妹で、母ドナブリーニはチェヴァリーパークS(英G1・芝6F)勝ち馬で、その父BertoliniもジュライS(英G3・芝6F)に勝ったスプリンター。この母から強靭なパワーを受け継いで、ディープ牝駒にしてはマッチョな体つきで加速するときのパワーがケタ違いだ。