「カレン」鈴木隆司オーナーと親交の深い須田鷹雄氏が、カレンチャン発掘までの軌跡と、鈴木隆司オーナーとの秘話を語ります!

カレンチャン
編集部からの御指名で、カレンチャンについて書かせていただきます。須田鷹雄です。御指名いただいたのは、私が鈴木隆司オーナーと長年お付き合いさせていただいているからだと思うので、まずはそのいきさつからご説明しましょう。
鈴木オーナーと知り合ったのはグリーンチャンネル「クラシックパーク」で共演した内藤裕敬さんが鈴木オーナーの奥様と大学時代からのお友達という縁によるものです。2004年当時、オーナーはいま以上にお仕事が忙しくセリ場にも来られない状況だったので、微力ながらお手伝いすることになった次第です。
しかし当初は、微力どころか多大なるご迷惑をおかけする日々でした。2年以上も勝てなかった時期もありました。高馬で未勝利が続いたときはオーナーも辛かったでしょうが私も精神的にだいぶ追い詰められました。もちろん最終決断を下すのはオーナーですが、セリ場にいたのは私ですし、ミスリードしてしまったことは明らかです。カレンチャンやカレンブラックヒルがどれだけ走っても、私個人としてはご迷惑をおかけしてきたという意識のほうが強いですし、これからもそれは変わらないと思います。
そんな状況を変えてくれたカレンチャンをセレクトセールで購買できた背景にはいろいろな幸運がありました