好メンバーが揃ったスプリンターズSは多点買いで波乱に期待
明日9月20日のWIN5はすべて芝、かつマイル以下のレースという非常に珍しい構成となりました。ちなみに、WIN5対象レースが5レースとも1600m以下なのは今回が初めて。「5レース中4レースが芝、かつマイル以下」という回も過去に5回しかありません。この5回の配当は古い順に的中者なし、約16万円、約212万円、約95万円、約3828万円。昨年のスプリンターズステークス当日(2011年10月2日=約16万円)こそ堅めの決着でしたが、どちらかと言うと波乱が目立ちます。
しかも、明日のWIN5対象レースは総出走頭数が75頭、総組み合わせ数が71万8848通りで、標準よりもやや多め(前日16時現在)。今のところ、総組み合わせ数が70万通り以上で50万円未満の配当に終わったのは27回中1回(2012年4月22日)だけです。GIシリーズの開幕週ということもあり、「安い配当でもいいからとにかく当てて幸先のいいスタートを切りたい」と考える方も多いと思いますが、これだけ高配当が期待できるシチュエーションなのですから、むしろ「明日だけで今秋のプラスを確定してしまおう」くらいに考えたいところ。波乱を前提とした買い目にチャレンジする方がいいのではないかと思います。
ただし、先週までのWIN5対象レースにおける単勝1~2番人気馬の勝率を比較すると、芝、かつマイル以下のレースは29.2%、その他のレースは24.7%。「芝短距離のWIN5対象レースは上位人気馬が比較的信頼できる」とも言えるのです。こうした傾向を重く見るなら、「堅いと見たレースは徹底的に絞る」「荒れると見たレースは可能な限り手を広げる」という方針で臨むべきかもしれません。(伊吹雅也)
【井内利彰のWIN5見解】