第14回目の挑戦者は、競馬王11月号に掲載の必勝法『Winning FIVE』が好評を博している黒河將(くろかわしょう)氏です。

　京都大学医学部卒にして現役医師という異色の経歴を持つ黒河氏。ノーベル賞ばりのヒットを期待したいところです！

◆今週のチャレンジャー…黒河將氏

◆普段の予想スタイル…「人気馬がすべて飛ぶレースはほとんどない」ことを逆手にとって、本命は常に人気馬から選出。ヒモに多くの馬を選ぶことで好配当を狙う。

◆黒河氏の詳しいプロフィールは、競馬王ブログをご覧ください。

◆勝負レース◆
(日)京都11R 秋華賞

◎01.ヴィルシーナ
○17.アイムユアーズ
▲14.ジェンティルドンナ

単勝 01.ヴィルシーナ　90%
単勝 17.アイムユアーズ　10%

　単オッズ1倍台の支持を集めそうなジェンティルドンナ。三冠達成がかかるし、それを期待させるだけの戦績を残してきたことは言うまでもない。しかしジェンティルが勝つか負けるか以前に、1倍台の時点で馬券的に本命を打つことはできない。競馬には、予想しえない偶発的な要素(落馬、不利、出遅れetc)が少なからずあるため、断然人気馬は必ずハイリスクローリターンの存在になっている。

　断然人気馬がいる場合、「その馬を負かすならばどの馬か？」と考えるのが分かりやすい。

　瞬発力勝負に強いジェンティルに対して勝つためには、早めスパートで長くいい脚を使えるタイプである必要がある。それができるのはヴィルシーナだろう。ローズSで完敗を喫したように見えるが、絶好のスタートを切ったもののジェンティルをマークする競馬に徹したレースだった。

　差してオークス2着の好結果があり、溜めてのレースぶりを再確認したように思える。確かに結果は完敗だったが、あのレースを受けて陣営は「ジェンティルを差すことは不可能」と悟ったはずだ。間違いなく前に行く。そのためには絶好枠。逆転のお膳立ては整っている。

　アイムユアーズも同じく前に行けるが、枠が痛い。ただオークスで強い競馬をしたように距離は問題ないはずで、10倍もつくなら抑え程度に。

◆来週のチャレンジャーは…
10月19日発売『ポケット版　大穴血統辞典2013−2014　反動編』の担当編集者が、今井雅宏氏の知恵を借りて挑みます。

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