スマートフォン版へ

友道師が自信持って送り出すムスカテール/トレセン発秘話

  • 2012年11月02日(金) 18時00分
  • 5
 牡馬と牝馬、馬を仕上げていくうえでどちらが扱いやすいだろうか?「気が勝っているし、小柄な馬が多いから牝馬のほうが仕上がるのは早い」という人もいれば「牝馬は繊細なので、イレ込んだり精神的に調子を崩しやすいので大変」という人もいる。もちろん性別以前に、個々の馬の特性にも左右される事柄ではあるのだが…。

 今週の新設重賞アルテミスSにコレクターアイテム、来週のファンタジーSにローブティサージュなど、今年の2歳世代では牝馬の活躍が目立つ須貝調教師は「牝馬はフケがきたりするし、牡馬とは違った難しさがある」と話す。そのうえで「ジェンティルドンナの石坂先生や、ヴィルシーナの友道先生は今年の牝馬3冠でシーズンを通して体調を整えて、全ていい競馬をしてきたのだからすごい」。

 史上4頭目の3冠牝馬となったジェンティルドンナ、その3冠でいずれも2着のヴィルシーナ。もちろん能力が抜けているからこそできる芸当だが、ここ一番のGIでしっかり力を発揮できる状態に仕上げた陣営の手腕も見逃せない。

 ジェンティルドンナがいたため、今年はまだ重賞1勝の友道厩舎だが、先週終了時点での連対率は東西全調教師の中で第4位(28.9%)。いかに無駄打ちが少ないかということの証明だ。

 前走の準オープンを勝った後、内田博を引き続き確保して今週のAR共和国杯に備えていたムスカテールも、はっきりとVを意識しての出陣。「左回りだと走りがスムーズだし、しまいもしっかり伸びる。前走の勝ちっぷりならここでも」と友道師。来週エリザベス女王杯=ヴィルシーナの“前祝い”がありそうだ。
(栗東の坂路野郎・高岡功)

※本日は『アルゼンチン共和国杯のバージョンUP作戦』も更新されております。下部のバックナンバーからご覧ください。
東京スポーツ 今日の紙面
東京スポーツ 今日の紙面
日本シリーズ“大誤審”なぜ起きた
・フットサルW杯デビュー!カズ「俺の本音」
・脱法ハーブ深刻な芸能界汚染
・新弟子検査たった1人で角界に“女性入門”の声
・田中理恵「リオ五輪断念」

ブランケット版による大型紙面が大迫力となって読者の目を射る。夕刊時間帯による海外ゴルフ等の速報。未来の情報エリアをリードする総合スポーツ・レジャー紙は東京スポーツ、大阪スポーツ、中京スポーツ、九州スポーツの日本列島縦断の4社体制。特に東京、大阪、中京の3紙は、同時印刷を行っている。メイン紙面は東京制作であるが各紙各々地域に密着した紙面も制作している。九州のみ朝刊として発行、独特な紙面づくりを行っている。

このコラムをお気に入り登録する

このコラムをお気に入り登録する

お気に入り登録済み

2010年に創刊50周年を迎えた夕刊紙。競馬確定面「競馬トウスポ」(大阪スポーツは「競馬大スポ」、中京スポーツは「競馬中京スポ」)は便利な抜き取り16ページで、中身は東スポグループだからこその超充実ぶり。開催3場の全36レース(2場開催の場合は全24レース)の馬柱を完全掲載しています。

関東・舘林勲、大阪・松浪大樹の本紙予想のほか、記者による好評コラム(「一撃・山河浩、馬匠・渡辺薫など)、そして井崎脩五郎、爆笑問題の田中裕二、IK血統研など超豪華執筆陣の記事も読みごたえたっぷり。馬券作戦に役立つ情報が満載です。

関連サイト:競馬トウスポWeb

バックナンバー

新着コラム

アクセスランキング

注目数ランキング