11月も中旬。
今週から有馬記念まで毎週末GIレースが続くことを考えると、ここから年末までが凄まじいスピードで過ぎていくのでしょう。
37歳となり、とにかく寒さが応える体となってきたので体調管理には十分気をつけねばと思っていた最中、少々風邪気味に…。皆さん、おたがい体を冷やさぬよう気を配りましょうね。
さて今週はエリザベス女王杯となります。
以前からこのレースは、太宰騎手の喜びの顔が見たいと願い、フミノイマージンと心に決めていました。しかし秋華賞後、長い写真判定の末に地下馬道へと帰っていくヴィルシーナと担当者安田助手の後ろ姿があまりにも切なくて、ヴィルシーナにも勝ってほしいと思う気持ちが…。
そんな複雑な心境の中、トレセンへ向かったのですが、取材を終えるとますます複雑な思いとなってしまう出来事が…。
それはヴィルシーナと同じ厩舎のラシンティランテの追いきりが際立ってよく見え、本命にしたくなるほどだったのです。しかも追い切りを追えたルメール騎手が、
「折り合いの心配はなさそうだね。たぶんレースに行っても大丈夫だと思うよ」と、自信ありの様子。
もともと春先の時点では厩舎でもかなり期待をされていた馬。しかし折り合い面での課題があったために、レースの結果に結びつかなかったところが…。それが今は、普段における落ち着きも違うとのことでかなり充実しており、初の2200mもこなしてしまいそうな雰囲気。厩舎でも、「敵は身内にありかも…? それが一番怖い…」との声も。
また私の大好きなフミノイマージンが…。
好きなあまりの心配かもしれませんが、追い切り後の厩舎へ戻ってきてからの右前脚の硬さが気になってしまい…いい頃の雰囲気を感じなかったのです。レース前までにもう一度厩舎へうかがおうとは思っていますが、個人的にはちょっと心配。
人も馬も生き物であり、常に絶好調とは限りません。ましてや気候の変化が著しいこの時期はなおさらのこと。
もちろんどの馬もそのあたりを考慮し、担当者の方々は日々真摯にケアしながらレースへと挑んでいるわけですが、無事に出走、無事にレースを終えてくるというのは本当に難しいことなのかもしれません。
それでは皆さん、可能ならばせひとも日曜日は京都競馬場でお逢いしましょう。ホソジュンでしたぁ。