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ハイセイコー記念

  • 2012年11月13日(火) 18時00分
 過去10年のデータでは上位人気馬の活躍が目立ち、人気薄馬が大穴をあけたケースは少ない。前哨戦・はくたか特別(大井1600m)で1、2着したナリチュウドラゴン・ヴェリイブライト両馬を有力視したが、僅差の4、6着に敗れたソルテ・ブラックワードも侮れず、北海道組のアウターバンクスと3戦2勝のキタサンオーゴンにもチャンスは十分。

 ◎ナリチュウドラゴンの前走は後方を進みながら4コーナーで前団に取り付き、追い出しを我慢してから一気の追い込みを決めた。中間の動きはさらに良くなっており、大器の風格さえ感じる中心馬である。

 〇ヴェリイブライトは前走でナリチュウドラゴンに半馬身負けたものの、今回は追える今野騎手の起用で雪辱のチャンス到来と見た。

 ▲アウターバンクスは門別で1700mと1800mを使った距離経験が魅力で、同じ右回りの大井なら自在の脚を使っての好勝負が期待できる。

 ×ソルテの前走は内に詰まって4着と惜敗。距離が延びて良いタイプだけに、2度目の1600mで最も怖い穴馬といえる。

 注キタサンオーゴンは抑えるレースを覚え、御神本との新コンビが楽しみだ。

 △ブラックワードは引き続き戸崎の騎乗で、軽視できない1頭である。

◎04.ナリチュウドラゴン
○06.ヴェリイブライト
▲08.アウターバンクス
×07.ソルテ
注09.キタサンオーゴン
△13.ブラックワード

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競馬評論家・作家(日本推理作家協会会員)。競馬記者から麻雀プロに転向して第6期最高位のタイトルを獲得。著作に「ダービーを盗んだ男」「天才騎手」などがある。

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