先週11月11日のWIN5は1~4レース目をすべて単勝1番人気馬が勝利。WIN5史上初の“オール1番人気決着”にリーチがかかったものの、5レース目のエリザベス女王杯は単勝7番人気(単勝オッズ23.0倍)のレインボーダリアが制しました。最終的な配当は18万8290円で、特にレインボーダリアを高く評価していた方は「こんなにつくのか」と思ったんじゃないでしょうか。
以下はあくまでも仮の話ですが、「レインボーダリアに勝ち目はある」と考えていた方が単勝を100円買う代わりに「他4レースの単勝1番人気馬+レインボーダリア」のWIN5を100円買っていた場合、単勝なら2300円、WIN5なら18万8290円の払い戻しということで、80倍以上も利益があった計算です。WIN5を「他4レースの単勝1~2番人気馬+レインボーダリア」にしても総点数は16点ですから、単勝を1600円買っていた場合の配当(=3万6800円)よりWIN5の方がだいぶおトク。WIN5が「他4レースの単勝1~3番人気馬+レインボーダリア」だったとしても総点数は81点止まりで、この場合もWIN5の配当は単勝を8100円買っていた場合の配当(=18万6300円)をわずかに上回ります。
無論、他4レースのどこかを伏兵に勝たれると狙っている馬(先週11月11日の例で言えばレインボーダリア)が勝ってもハズレになってしまう分、単勝の代わりに「該当馬+他レースで上位人気になっている馬」のWIN5を買う作戦が必ずしもベターとは限りません。ただ、先週も1~4レース目で単勝2~3番人気の馬が何頭か勝っていればWIN5は数十万~数百万円の配当になったでしょうから、リスクに見合うだけのリターンはあると言えます。過去の投票傾向から考えると、狙っている馬が人気薄であればあるほどこの作戦は有効であるはず。今週11月18日は混戦の予想されるWIN5対象レースが多いですし、こうした発想で買ってみるのも面白そうです。(伊吹雅也)
【井内利彰のWIN5見解】
●今週の1点勝負レース
→東京10R 晩秋特別