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「凱旋門賞、勝ったと思いました」僕らの2012年競馬アワーズ!(1)

  • 2012年12月05日(水) 18時00分
12月に入り、今年の中央競馬も残すところあと3週。まだまだ熱い戦いが繰り広げられている最中ではありますが、今月の『キシュトーーク!』では、「2012年一番印象に残った競馬界の出来事」や「2012年一番うれしかたこと、くやしかったこと」などなど、若手ジョッキー4名が、それぞれの1年をたっぷりと振り返ります!

■浜中先輩の活躍が、いい刺激に
全員、凱旋門賞に大興奮

全員、凱旋門賞に大興奮

──今回は、ちょっと気が早いんですが、さまざまな切り口から2012年を振り返っていただこうと思います。まずは、2012年の競馬界で、一番印象に残った出来事は?

優作 オルフェーヴルの凱旋門賞です! 興奮しました。3日間開催の日曜日の夜だったので、調整ルームでみんなで観ました。

川須 僕も凱旋門賞ですね。

松山 『Mr.サンデー』で生中継するっていうことで、最初からその番組を観てたんだけど、なかなか凱旋門賞に切り替わらないから、ウトウトしちゃって。ゲートが開く寸前に起きた(笑)。

恭介 僕も調整ルームでひとりで観てたなぁ。

松山 楽勝やん! って思ったんだけど…。

優作 スゴイ脚を使ったから、最後は苦しくなっちゃったのかなぁって。

川須 一般のニュースでも、凱旋門賞はバンバン取り上げられてましたよね。それがなんか、印象的でした。

優作 オルフェーヴルの凱旋門賞はもちろんだけど、浜中先輩の活躍も印象的。

松山 うん、すごい。

「先輩の活躍は刺激に」優作、川須

「先輩の活躍は刺激に」優作、川須

優作 2つ先輩だけど、同世代といえば同世代なので、やっぱり刺激になる。

川須 シーズンの前半にリーディング争いをするのと、この時期にきてリーディング争いをしているのでは、やっぱり意識が全然違うんでしょうね…。絶対に獲ってやる! っていう気持ちも芽生えるでしょうし。

恭介 すごいプレッシャーなんだろうなぁ。

──難しいことかもしれませんが、同世代である以上、みなさんにもその可能性はある。

恭介 そうですね、ジョッキーである以上は!


──ではこの流れで、2012年、成績も内容も含め、自分自身の満足度は?

恭介 成績は…、まったく満足してません。内容は、年々良くなってきているとは思うんですけど、まだまだなので…。点数を付けるとしたら、23点!

松山 23点って(笑)。僕は、たくさん勝たせていただいたなぁって思います。

恭介 まっちゃんもすごかったよなぁ。

「現状に満足せず前進」恭介、松山

「現状に満足せず前進」恭介、松山

松山 でも、全然満足はしてない。満足したら、そこで終わりだからね。取りこぼしたレースもたくさんあったし、いい馬にも乗せていただいてたので、もっと結果を出さなければいけなかったなって。

優作 僕は3月までは減量があったのでまだ良かったんだけど、減量が取れてしまうとなかなか…。乗り鞍もだんだん減ってきてしまってるし。最近は、外国人ジョッキーの騎乗を間近で見て、レベルの差を痛感する。何年かかってもいいから、外国人ジョッキーに負けない技術を身に付けたい。良かったことは、それでもまだ中央開催で乗せていただけていること、それから、減量が取れたことで、体を作れたのはプラスになった。

川須 僕は、去年たくさん勝たせていただいたので、今年は、数を勝つことはもちろんですけど、中身の濃い1年にして、いろいろ学べたらいいなぁって思ってました。あとは、重賞を勝つことがテーマだったので、その点ではテーマをクリアできたかなと思います。

──勝ち星にしろ、重賞を勝つことにしろ、若手ジョッキーにとっては、まずは“目立つ”ことが重要ですよね。

川須 ホントに大事ですね。最近、積極性が足りないんじゃないかっていうご意見をいただいたんです。自分のなかではいろいろと考えもあるんですけど、結局、評価するのは周りなんだなぁって。そういう意味でも、もっともっと目立ちたいですね。

【次回のキシュトーーク! は?】
 次回のテーマは、「一番うれしかったこと」「一番くやしかったこと」。重賞勝利はもちろん、惜しい競馬が続いていた馬を勝たせることができたこと、結果が出ないのに、乗せ続けてくれたこと──などなど、それぞれに印象的なエピソードを語ります。

元祖「キシュトーーク」のレギュラー陣、国分恭介、国分優作、松山弘平、川須栄彦、高倉稜を中心に、栗東・美浦・地方からも幅広く、これからの競馬界を担うU25の若手ジョッキーたちが登場します!

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