須貝尚介調教師/阪神JF Part3 『厩舎好調の秘訣は、馬主体の厩舎経営にあり』
今年から新馬戦がダービー翌週開始になり、クラシック路線への出走を確保するには、早めの賞金加算が重要になっている。阪神JFに有力馬3頭を送り出す須貝師に、厩舎のクラシック戦略を聞くと、意外な答えが返ってきた。
「新馬戦の開始時期が早くなったからといって、早目に使う、早目に賞金を加算させる、ということはあまり考えていません。あくまでも、馬の性格や馬体、個々の能力に合わせて、予定を組んでいかなくてはいけないと考えています。常に馬を観察することで、その状況を把握することが最も重要なんじゃないでしょうか