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大記録更新めざす藤田の救世主はデルフォイ/トレセン発秘話

  • 2012年12月05日(水) 18時00分
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 河内洋調教師は騎手時代、1977年から引退前年の2002年まで実に26年、毎年必ず重賞を勝ってきた。「早い時期に重賞を勝つと安心したし、勝てない時は不安になったりもする。重賞を勝つことはそれだけ励みになった」とは当人。重賞を勝つこと自体が難しいのに、それを長年継続するというのは至難の業だが…。

 同じ26年連続勝利でももっとすごいのはデビューした年から毎年欠かさず重賞を勝っている武豊だろう。今年も2月の京都記念=トレイルブレイザーで早々に記録更新を決めた。

 連続重賞勝利は岡部幸雄氏の28年連続が記録となっているが、「デビュー年からの記録」はもちろん武豊がトップ(26年連続)で、次が藤田の21年連続。武邦彦の息子としてデビュー前から注目されていた武豊とは立場も違っていたはずで、この記録もすごい足跡だ。現役騎手でデビュー年から10年以上連続して重賞を勝っているのはこの2人だけというのが記録のすごさを物語る。

 が、その藤田の記録が途絶えてしまいそうなところまできている。2012年も残すところあと1か月を切りながら、まだ重賞勝ちがないのだ。

「それなら愛知杯(15日=中京芝2000メートル)に出走するウチのシースナイプがチャンスあるで。デキもいいし、伸二も記録がかかっているなら気合入ってるやろ」とは河内調教師。

 もっとも坂路野郎は今週こそチャンスとみている。土曜(8日)の朝日チャレンジC(阪神芝外1800メートル)に出走するデルフォイだ。

「前走(福島記念6着)は道中の位置取りがどんどん悪くなって、まともに競馬をしていない。ジョッキーの連続重賞勝利もあるし、何とかいい結果を出したいね」とは影山助手。大記録がストップしてしまいそうな藤田にとってデルフォイが救世主となるか注目だ。
(栗東の坂路野郎・高岡功)

※本日は『吉田竜作マル秘週報』も更新されております。下部のバックナンバーからご覧ください。
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