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スペクトロライトは「ひと叩きしてから」/トレセン発秘話

  • 2012年12月06日(木) 18時00分
 調子が良くてもなかなか勝てないものだし、調子が悪くても勝てるときはある。競馬はまさに偶然の産物。一筋縄にはいかないゲームだが、情報提供をなりわいとしている当方としてもじくじたる思いに駆られることが多い。

 先週でいえば葉牡丹賞(2歳500万下、中山芝内2000メートル)で1番人気9着に敗れたインプロヴァイズ(牡・堀)の件。陣営は東スポ杯3着の実績から「負けられない」という強気の姿勢を崩さず、馬券野郎だけが知っていた?ソエも「問題のない程度」との話だった。

 が、当日のパドックで観察したら両前脚にソエがボッコリ。これでは痛くて走れまい。単勝オッズ1.7倍の超人気馬なのだから紙面上で「インプロの危険信号を発せられなかったか」と反省した次第である(馬券野郎の◎は1着トーセンヤマト)。

 ソエが出ていても気にしないで走ってしまう馬もいるが、すでに東スポ杯時も右前には出ていただけに、2戦続けての好走はやはり厳しかったか。それでも関東屈指の素質馬。しっかりと治して再度、重賞を目指してほしいものである。

 今週の堀厩舎は新馬スペクトロライト(牝=父ディープインパクト、母バランセラ)が日曜の中山芝内2000メートルにスタンバイ。ノーザンファーム生産の良血馬だけに、この馬も1番人気が濃厚だ。

 ただし体質の弱さが残り稽古の良化度もスロー。馬券野郎の見立ては「ひと叩きしてから」。週末紙面では良さげなコメントが載っているかもしれないが「過度な期待は禁物」と、今のうちにこっそり書いておく。
(美浦の馬券野郎・虎石晃)
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