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全日本2歳優駿

  • 2012年12月18日(火) 18時00分
 過去10年間はJRA8勝・地方2勝だが、2・3着は両者が拮抗した成績を残している。今年はアルムダプタ・ドコフクカゼ・アップトゥデイトのJRA勢を有力視したが、地方馬のインサイドザパーク・ソルテ両馬も軽視できず、他では2連勝中の牝馬サマリーズもおさえておきたい。

 ◎アルムダプタは稽古で好タイムを出す馬ではないが、新馬→重賞(北海道2歳優駿)と1800m戦を2連勝。自在性のある脚質に加えて輸送競馬は経験済みだし、乗り慣れた幸騎手で頼りになる本命馬といえる。

 〇ドコフクカゼは前走の特別を勝ったタイムが良く、先行したレース内容に成長が感じられる。長目から追い切られた調教内容の良さからも、重賞初制覇の可能性は高い。

 ▲アップトゥデイトの前走はスタート直後に不利があり、それでも2着に追い込んだ脚は鋭く、距離延長で雪辱のチャンスと見た。

 ×インサイドザパークは川崎で鎌倉記念を制覇しており、今回も好枠に恵まれて一瞬の決め手が生きるはず。注ソルテは川崎へ遠征した追い切りと調子の良さから、最も怖い1頭だ。△サマリーズは馬格のある牝馬で、マイペースの好位なら善戦可能。

◎06.アルムダプタ
○08.ドコフクカゼ
▲09.アップトゥデイト
×02.インサイドザパーク
注13.ソルテ
△03.サマリーズ

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競馬評論家・作家(日本推理作家協会会員)。競馬記者から麻雀プロに転向して第6期最高位のタイトルを獲得。著作に「ダービーを盗んだ男」「天才騎手」などがある。

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