スマートフォン版へ

「目指せアダルトジョッキーズ!」僕らの2012年競馬アワーズ!(3)

  • 2012年12月19日(水) 18時00分
今回のテーマは、「2012年、一番印象に残った馬」と「2012年、一番一緒にいた時間が長いジョッキー」。負けたことでいろいろ学んだ馬、一度手を離れたけど、戻ってきた馬、故障してしまった馬…などなど、若手ならではの馬への思い入れをたっぷりと語ります!

■川須&高倉ペアの絆は、オグシオより強い!?
──今回はまず、ご自分が騎乗された馬のなかで「2012年、一番印象に残った馬」から。

川須 僕はやっぱり、前回も話に出たメイケイペガスター(牡3・木原厩舎/デイリー杯2歳S・1番人気11着)ですね。デビュー前から厩舎の期待が大きかった馬に乗せていただいて、プレッシャーが大きかったぶん、学んだことも多かったです。

──具体的には、どういったことを?

川須 乗り難しいところがある馬なので、馬乗りとして考えさせられることも多かったですし、日々の調教はもちろん、デイリー杯が終わってからも、とにかく“同じ失敗を繰り返さないように”って、考えるべきことが多かったです。

「難波Sの勝利は印象深い」恭介

「難波Sの勝利は印象深い」恭介

恭介 そういう馬との出会いって、のちのち振り返ったときに“きっかけ”になったりするんだろうなぁ。僕が印象に残ったのは、アグネスワルツ(牝6・宮本厩舎)。1年目に未勝利、500万と2勝させてもらったんだけど、その後はずっと乗れなくて(3歳時には、柴田善臣騎手騎乗で、フローラS2着、オークス3着などクラシック戦線で活躍)。2年ぶりに乗せていただいて、勝つことができた(4月1日・難波S)。すごくうれしかったな。

優作 勝てたこともそうだけど、もう一度乗せてもらえたっていうのがうれしいよね。

恭介 そうそう。だから余計に印象に残ってる。まっちゃんにとってのドリームバレンチノ(牡6・加用厩舎)もそうでしょ?

松山 うん、そうだね。重賞も勝たせてもらったし、GIでも騎乗させていただいたけど、僕の手に戻ってきて勝つことができた4月の福島民友Cが、一番印象に残ってるな。“ここで勝たないと!”って、すごくプレッシャーを感じたレースだったから。

優作 僕はシゲルイルカザかな…。結局、骨折して引退してしまったんだけど。

恭介 優作、毎日乗ってたもんな。

優作 うん。入厩した日から毎日乗ってた。それで、新馬戦を勝たせてもらって、中京2歳S、新潟2歳Sとずっと乗せていただいて。毎日乗っていたぶん、ちょっと疲れがきたかなぁとか伝わってくるものも大きくて、そんななかで故障させてしまったのは、馬にホントに申し訳なくて…。

恭介 夏の新潟は馬場が硬くて、すごい時計が出てたもんね。新潟で乗っていたジョッキーが、みんな「コンクリートみたいだ」って言ってた。

松山 秋の中山もすごく時計が速かったよね。

優作 ある程度、年齢がいって、土台がしっかりした馬なら大丈夫なのかもしれないけど、若い馬にとってそういう馬場は、ダメージが大きいんだよね。

──続いては、ちょっとプライベートよりのテーマを。「2012年、一番一緒にいる時間が長かったジョッキーは誰ですか?」

恭介 優作!

優作 だよね(笑)。恭介とはトレーニングも一緒にやってるから、どうしても兄弟で一緒にいることが多いよな。

恭介 開催場もだいたい同じだしね。でも、さすがに買い物とかは一緒に行かなくなったよな。

優作 うん。ご飯を食べに行く機会もだいぶ減った気がする。

恭介 年とともに、個人の時間が増えてきたよね。

川須 そうやって、最近みんなコソコソしてるんですよね…。

恭介 一番コソコソしてるのはお前だろ! 高倉と一緒になってさ。川須、高倉ペアは、すっかり定着してるもんな。

川須 僕と高倉の絆は、オグシオにも負けないっすよ!

優作 古ッ! いつの話してんだよ(笑)。まっちゃんは、“ももクロ”つながりの人と一緒にいることが多かったんじゃない?

松山 いや、一番一緒にいたのは大下先輩かなぁ…。でも、考えてみれば川須とも毎日会ってるし、優作と恭介ともしょちゅう会うし…。

優作 そういえばこの前、久々に同期会をしたんだよね。大した話はしてないけど、やっぱり同期っていいなって、改めて思った。

松山 うんうん。競馬の話はほとんどしないけどね(笑)。

恭介 関東の小野寺(祐太)と(丸山)元気もきて、久々に全員で集まった。5人で集まってご飯を食べるのって、初めてだったよね。

松山 そういえばそうだね。

「同窓会希望です!」優作

「同窓会希望です!」優作

優作 まっちゃんは、地元の友達とも交流があるもんね。僕も中学の友達と会いたいなぁ。同窓会やってくれないかなぁ。勝田第一中学校のみなさん、もしこれを見ていたら、ぜひ同窓会を開催してください!

恭介 誰も見てねーよ。バカじゃん(笑)。

松山 わかんないよ〜。「勝田第一」で検索したら、netkeiba.comが一番上に出てきたりして(笑)。

──最近、「キシュトーーク!」は、ジワジワと人気が出てきてますからねぇ。誰か見ているかもしれませんよ。

恭介 そういえばこの前、厩務員さんに「いつも見てるよ! おもしろいねぇ」って言われました。

優作 僕もけっこう言われる! 「お前って、エロいんだな」とか(笑)。

松山 ここでそんな話したっけ(笑)?

優作 長く続けばいいなぁ。10年くらい!

──あの〜、タイトルに「ヤングジョッキーズ」って付いてるんですよねぇ。10年後、みなさんが“ヤング”かというと…。

川須 “ヤング”は何歳までOKなんですか!?

──ジョッキーの世界でいうと、20代前半でしょうか…。

松山 何年か経ったら“アダルトジョッキーズ”に変えちゃえましょうよ!

恭介 あ、“ミディアム”とか!

──ん〜、提案してみます(笑)。

【次回のキシュトーーク! は?】
次回のテーマは、「2012年、自分に起こった一番の変化」や「2012年、一番のマイブーム」などなど、引き続き、競馬に関することからプライベートまで、“2012年”を語り尽くします!

元祖「キシュトーーク」のレギュラー陣、国分恭介、国分優作、松山弘平、川須栄彦、高倉稜を中心に、栗東・美浦・地方からも幅広く、これからの競馬界を担うU25の若手ジョッキーたちが登場します!

バックナンバー

新着コラム

アクセスランキング

注目数ランキング