第24回目の挑戦者は、根多買いのイマジネーター・かしわでちょうほう氏です。独特の発想で常人には思いつかない「根多」で数多くの馬券を手にしている氏。今回もアッと驚く予想を発表します。

かしわでちょうほう
◆今週のチャレンジャー…かしわでちょうほう
◆普段の予想スタイル…基本は馬単と3連複を併用で攻める。しかし、荒れる確信がある場合は「意気地なし予想」(8頭ボックス)を繰り出すこともある。
◆勝負レース◆
週中のコラムでは2頭逃げのファンタジーについて書いた。ビートブラックがどの枠に入るか注目していたら、7枠14番に入った。
オッケーだ!
もう何が逃げようが外からスルスルと忍び足できる場所じゃないか!
きょう(土曜日)の中山最終(芝1800m)で松岡騎手が2番手以下を大きく引き離して、ビュ~~~~~~ンと逃げた。(これは1頭逃げだったけど、2番手以下を引き離せたという意味では同じ理屈。特別レースの少頭数競馬なら1頭逃げの方が普通に期待できる。デムーロ・ アプローチ)
このレースが面白かったのは圧倒的1番人気の内田博騎手の馬が最後方を追走したこと。松岡騎手が大きく引き離し、内田博騎手が最後方。で、松岡騎手がギリギリねばって1着。9番人気。1番人気内田博騎手は追い込んだけど3着だった。
これを明日の有馬でも期待しようってわけだ。そのためにはもう1頭協力馬が必要だ。そのつもりはなくても結果的に共演者になるような馬が、GIでは必要だ(コラム参照)。
アーネストリーの2枠4番はいい。同じノースヒルズだし、ここの共演は期待できる。ただし同じノースヒルズでも武豊騎手のトレイルブレイザーだと少し調子が狂いそう。2頭で飛ばすような逃げを期待してる当方としては、飛ばし合う相手が武豊騎手だと石橋脩騎手が少々遠慮しないか心配だ。(できれば武豊騎手には3番手を追走していただき、前方2頭が遥か彼方へ行くための後見人になっていただけると……って、ちょっとムシがいいね。うは!)
というわけで、今年の有馬記念はビートブラック+1頭の2頭逃げからこぼれ落ちるファンタジーに期待してみる。
☆☆☆7枠14番ビートブラック
(☆☆8枠15番ナカヤマナイト)
ビートブラックが来る展開に、◯も▲もない。何が来たって驚けない。だけど、ここは2本勝負の場。
ならば、御大・伊藤雄元調教師の買い方を見習って、枠連にしてみよう。ビートブラックは7枠だから……ワオ! ゴールドシップといっしょだ!
枠連5-7 50%
単勝14番 50%
ゴールドシップ=ダークシャドウで決まっても的中。ワハハー。それはそれでよろしい。
この馬券のファンタジーポイントは第2コーナー出口~向こう正面入口か。ここでプチ・スパートできれば、向こう正面で夢は広がる。
ビートブラックの前で飛ばす馬がいなかったら……そんときはきれいさっぱりあきらめるしかない。(個人的にはナカヤマナイトに期待してます)
◆次回のチャレンジャーは…
太くぶっこむAV監督・市原克也氏が新年競馬を飾ります。
【お知らせ】
2012年度の更新は今回で終了となります。2013年度は1月5日から更新いたします。

競馬王テクニカル
『競馬王テクニカル勝負レース編』が、12月8日に白夜書房から発売されます。
「競馬王」4年分の記事から、すぐに効く30の技術を厳選した内容で、亀谷敬正、今井雅宏、井内利彰、棟広良隆など、実力派プロ予想家たちが実践する「勝負レースの決め方、獲り方」を凝縮してお届けします。
勝負のセオリー、レース選択、必殺の奥義、資金配分、買い方、心理術など、読むだけで「競馬の勝ち方」がはっきりと見えてくるはずです。