南関東ファンの支持を長く受け続けた、フリオーソ・ボンネビルレコード両馬のラストランになる今年の東京大賞典。予想的にはJRA馬6頭の争いと見ており、中でもワンダーアキュートとローマンレジェンドが有力。問題はレース展開で、先行するエスポワールシチー・トラセンドに対して、差し馬のハタノヴァンクールとナムラタイタンがどこまで末脚を伸ばすか、興味深い一戦となった。
◎ワンダーアキュートはJBCクラシックを制し、ジャパンCダートも昨年に続く2着とダート界のリーダー格。最近は好位から末脚を伸ばすレースぶりが板につき、今回はおあつらえ向きの内枠に恵まれて勝機だ。
〇ローマンレジェンドは決め手で勝負するタイプだけに、大井のタフなコースは合っているはず。調教内容はさらに良くなっており、岩田騎手に戻って優勝の可能性は高まった。
▲ハタノヴァンクールは大井コースを熟知する内田騎手を得て、どんなレースを見せるかが楽しみで、ハイペースになれば末脚が爆発する。
×エスポワールシチーは2番手でも折り合える自在性が出て、軽視は禁物。
注ナムラタイタンはペースが早くなった場合に、鋭い決め手を発揮できる。
△トラセンドがマイペースで先行したときの強さは要注意だろう。
◎02.ワンダーアキュート
〇08.ローマンレジェンド
▲04.ハタノヴァンクール
×07.エスポワールシチー
注01.ナムラタイタン
△09.トラセンド