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東京大賞典

  • 2012年12月28日(金) 18時00分
 南関東ファンの支持を長く受け続けた、フリオーソ・ボンネビルレコード両馬のラストランになる今年の東京大賞典。予想的にはJRA馬6頭の争いと見ており、中でもワンダーアキュートとローマンレジェンドが有力。問題はレース展開で、先行するエスポワールシチー・トラセンドに対して、差し馬のハタノヴァンクールとナムラタイタンがどこまで末脚を伸ばすか、興味深い一戦となった。

 ◎ワンダーアキュートはJBCクラシックを制し、ジャパンCダートも昨年に続く2着とダート界のリーダー格。最近は好位から末脚を伸ばすレースぶりが板につき、今回はおあつらえ向きの内枠に恵まれて勝機だ。

 〇ローマンレジェンドは決め手で勝負するタイプだけに、大井のタフなコースは合っているはず。調教内容はさらに良くなっており、岩田騎手に戻って優勝の可能性は高まった。

 ▲ハタノヴァンクールは大井コースを熟知する内田騎手を得て、どんなレースを見せるかが楽しみで、ハイペースになれば末脚が爆発する。

 ×エスポワールシチーは2番手でも折り合える自在性が出て、軽視は禁物。

 注ナムラタイタンはペースが早くなった場合に、鋭い決め手を発揮できる。

 △トラセンドがマイペースで先行したときの強さは要注意だろう。

◎02.ワンダーアキュート
〇08.ローマンレジェンド
▲04.ハタノヴァンクール
×07.エスポワールシチー
注01.ナムラタイタン
△09.トラセンド

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競馬評論家・作家(日本推理作家協会会員)。競馬記者から麻雀プロに転向して第6期最高位のタイトルを獲得。著作に「ダービーを盗んだ男」「天才騎手」などがある。

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