トゥザヴィクトリーを超えられるか?
古くはキングヘイロー(2000年13着)やトゥザヴィクトリー(2001年3着)、最近でもローレルゲレイロ(2010年7着)やグランプリボス(2012年12着)といった芝のGI馬たちが、このフェブラリーSで、初ダートの厚い壁に無残にも砕け散ってきた。このなかで唯一の好走例といえるのが、トゥザヴィクトリーの3着だ。
「そうなんだよね…。しかもあの馬(トゥザヴィクトリー)は、そのあとドバイWCで勝ち負けしたくらいの馬だからねぇ」
と、平田もその厳しさは重々承知。それでも、出走を決断したからには、勝算があるはず。まずは、カレンブラックヒルのダート適性について、平田の見解を聞いた。
「初めてダートを使うにあたって何が嫌かって