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カレンブラックヒルの初砂戦に注目/トレセン発秘話

  • 2013年02月15日(金) 18時00分
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 かつてダイワスカーレット(08年有馬記念を含むGI・4勝)は、ドバイ遠征の叩き台としてフェブラリーSを使うことを2度予定していた。目のケガと脚部不安によってともに幻に終わったが、無事に出走できていたら「おそらく圧勝していたでしょう」と語るのは当時の管理者・松田国調教師。

「あの馬は前に行けて直線で二の脚、三の脚を使えた。血統的にもスカーレット一族からはダートで走る馬もたくさん出ていますから、そういう意味でも適性はあったと思います」

 スカーレットインクから派生する、いわゆる“スカーレット一族”は日本でも有数の牝系と言われているが、インクの孫スカーレットレディは、ダートで頂点を極めたヴァーミリアンを出しており、芝、ダートともに一流馬を送り出す家系だ。

 ダイワスカーレットの兄ダイワメジャーもスカーレットと同じように先行して直線長く脚を使う特徴を持っていた。実際、メジャーはダートで勝ち鞍を挙げているが、血統的背景からもダートに使っていれば、芝と同じように大活躍していたかもしれない。

 そんなダイワメジャーの産駒カレンブラックヒルで史上5頭目の芝&ダートGI・制覇を狙う平田調教師。そのセールスポイントを「前に行けて、さらに直線いい脚を使えるところ」と捉えている。これはまさにダイワメジャー、ダイワスカーレットと同じ。スカーレット一族のDNAをしっかり受け継ぐこの馬が初ダートを難なくこなしても不思議はない。

 フェブラリーS当日、東京競馬場にはこのタイミングでダイワメジャーの主戦だった安藤勝元騎手がゲストで来場するという。“サイン派”(?)も、今年のフェブラリーSはカレンブラックヒルに要注目ということになる。
(栗東の坂路野郎・高岡功)

※本日は『フェブラリーSのバージョンUP作戦』も更新されております。下部のバックナンバーからご覧ください。

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