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狙いは「外枠の差し馬」/トレセン発秘話

  • 2013年03月22日(金) 18時00分
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 昨年リニューアルされた中京コース。その中で、当初外枠不利になるだろうと言われていたのが高松宮記念の舞台、芝1200メートル戦だった。

 理由は、直線距離が長くなった分、スタートからコーナーまでの距離が短くなる→外枠の馬はコーナーで外を回らされることが多くなる、という非常に明快なものだったのだが…実戦では外枠馬が頻繁に好走して、大方の予想と違った結果が出ることが多かった。

 その原因については「コーナーにバンクがある(3.5%)から外枠のほうが競馬をしやすい」(川須)という分析が多いのだが…。リニューアルから1年、ある程度のデータが出揃った今、改めて芝1200メートルの枠番別結果がどういう偏りを見せているのか、調べてみるのも悪くない。

 先週までで30レース行われた新中京の芝6ハロン戦だが、内の(1)~(3)枠がいずれも連対率5%台なのに対し、外の(6)~(8)枠は全て10%超え。特に(7)枠は勝率10.4%、連対率20.8%とトップの数字を誇っている。やはり、新中京芝6ハロン戦の外枠不利は机上の空論で、むしろ外枠有利という結果になっているのが判明した。これにプラスして現在の馬場状態を正確に読み取れば、高松宮記念的中に大きく前進しそうだ。

 その点に関しては、高松宮記念出走騎手の中で今年一番中京で実戦騎乗が多い松山(ドリームバレンチノ騎乗予定)が「案外内の馬場が良くて内を通った馬が残っているんですが、先週は内めの3~4角が結構荒れて砂がかなり飛んでいました。今週あたり外の差しが決まるようになるかも」とのこと。

 これらを総合的に判断すれば、高松宮記念の勝ち馬イメージは、外枠の差し馬ということになるが…果たして、結果は?
(栗東の坂路野郎・高岡功)

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