皐月賞に出走予定のエピファネイアは27日、2週前追い切りを行いました。ウッドチップコースでオーシャンドライブを追走し、直線であえて抜かずに1馬身ほど遅れてゴールしていました。これについて厩舎サイドは「まだレースが先なので、馬の後ろで我慢させるというイメージ」(岸本助手)と話していました。現時点では折り合い重点、遅れは心配ないのでしょう。
皐月賞に挑む予定のエピファネイア
「いまは弥生賞使って上積みというより、一度入れたスイッチを戻すほうが大切。レースが近づけば嫌でもスイッチは入ってきますからね」(岸本助手)
現在もエピファネイアの調教は福永騎手が追い切りはもちろん、日々の調教もつけ続けています。週末はこれまでは担当の鈴木助手が跨っていましたが、先週末は岸本助手がつけています。岸本助手は母親のシーザリオの調教にも乗っていましたね。背中の感触は母と通じるものはあるのでしょうか?
「あんまり似てないですね。福永騎手からも『(シーザリオとは)違うよ』と聞いていたけど、そのとおりでした。」とはいえ、“結果を出す”といういい部分を母から受け継がれたのは何より幸いでしたね。
「お兄ちゃんのトゥエルフスナイト(父・キングカメハメハ)も能力あったけど、体質が弱かった。9月の札幌の未勝利戦に出てすぐに勝ったけれど、それで引退してしまった。シーザリオ自身も(体質が)決して強いほうではなかったし…。馬は悪い部分ほど、受け継いでしまうものでいいところはなかなか継いでくれないもの。でも、エピファネイアは幸いいい部分を受け継いでくれた。」(岸本助手)いよいよ来週は1週前追い切り。皐月賞へ向けてスイッチがどこで切り替わるのか、注目です。
マルセリーナ、かなり雰囲気がよくなってきましたよ!冬場はぬいぐるみのようにフサフサ毛が生えますが、ここにきてその毛が一気に抜けています。
口取りする姿をみたいマルセリーナ
「寒くなると、すぐに冬毛が伸びる。寒い時期も決して状態が悪いわけではないが、やはり暖かくなってからのほうが動きものびやかになりますね」と担当の大當助手。
暖かくなりさえすれば、冬毛の下には垢抜けた薄い皮膚が見えてきます。しかしながら、まだマダラに残っている状態で、間近で見ると毛のある部分とない部分とでの凹凸が激しいのです…。女子としては、ちょっとかわいそうな姿!早く全部の冬毛が抜けることを願ってやみません。
そして、いまのマルセリーナは遠くから見ると一見、銭型が浮いているように見えます…。しかしながら、前出の説明のとおり、冬毛が残る部分が濃く、ない部分が薄く見えているだけで銭型ではないですから(苦笑)。まぁ、今のマルちゃんの体調がいいのは事実なんですがね。桜花賞以来、1着がないマルセリーナだけにそろそろ久しぶりに口取りする姿を見せて欲しいものです。次走は予定通り、阪神牝馬S。鞍上は川田騎手を予定しています。春の大目標はヴィクトリアマイルです。