いよいよ今週末に迫ったドバイワールドカップデー。決戦ムード高まるドバイ・メイダン競馬場から、ジェンティルドンナなどの日本馬を中心に最新レポートをお届けします。(取材・写真:沢田康文)
ジェンティルドンナの世界デビューに日本中の注目が集まる今年のドバイワールドCデー。世界に挑む日本の精鋭4騎は決戦を翌日に控え、それぞれのスタイルで最終調整をこなし、英気を蓄えた。
先行策を狙うトレイルブレイザー
芝に戻っての巻き返しを期すトレイルブレイザーは、6時過ぎにタペタコースを一周。ラストの2ハロンを15-15程度に伸ばし、気合をつけられた。
大阪杯のオルフェーヴルを抱えながらも現地入りしている池江調教師は、「一度前哨戦を使ったことで、馬体に柔らか味が出てきました。世界のG1ホースが揃いましたが、頑張ってもらいたい。レースはスローになりそうなので、今回も前々で運んでいいレースを見せてほしいと思っています」と力を込めた。
枠順が牝馬のジェンティルドンナの隣となったが、陣営はゲートボーイのリクエストを出し、万全を期す構え。この対策にトレイルブレイザーの癖を知り尽くした武豊騎手の手綱ならば、心配は無用だろう。
ジェンティルドンナは