現在2連勝中で今年の回収率が253%と好調な馬券サバイバー。第39回の挑戦者は、2、3歳戦といえばやはりこの人、パドック最前列の哲学者・横手礼一氏です。競馬王5月号ではノーザンファーム天栄の取材を行い、滞在中のコディーノの様子も見ています! 大混戦の皐月賞でどのような決断を下したのか? 必見です!

横手礼一
◆今週のチャレンジャー…横手礼一
◆普段の予想スタイル…パドック、返し馬。パドック派のストロングポイントは、出走履歴が少ない馬の能力、適性面について、書斎派よりも一足早くジャッジができるということに尽きる。この新馬は血統で人気しているけど実際にはたいしたことないな、とか、この気性では馬群で揉まれる競馬は不安だ、とか、この走法では外を回すしかないから内が止まらない今日の馬場では割引、などなど、現場の知見でリードを稼いで人気の裏をつくのが基本スタイル。
◆得意レース…新馬、未勝利、2歳戦など、キャリアの浅い馬たちのレース。過剰人気になる馬が多いので裏を突きやすい。また、出走馬の能力差が大きいので、買い目を絞り込んで勝負できる。
◆参考にするファクター…パドック、返し馬、血統、レースVTR、調教VTR。当日の馬場状態や当該レースのレース質にフィットする馬体・走法の馬を上記ファクターで抽出。これにフィットしない人気馬は好走しても勝ち切ることが難しいので、人気薄の単勝が狙い所になる。
◆横手氏の詳しいプロフィールは、
競馬王ブログをご覧ください。
◆勝負レース◆
(日)中山11R・皐月賞
◎15.カミノタサハラ
▲01.メイケイペガスター
単勝 15:70%
ワイド 01-15:30%
すべてのトライアルに足を運んだが、今年の3歳牡馬路線でずば抜けた馬はいなかった。しかし、それはあくまで「前走の時点」での話。皐月賞がなぜ難解かというと、春先は大きく伸びる馬がいるからだ。競馬王5月号で「2・3歳戦の大幅体重増は買い」という記事を書かせてもらった。たとえば今季で言うと、ロゴタイプのベゴニア賞とクロフネサプライズの阪神JFがプラス18キロでの好走だった。馬柱を見ているだけでは、消長の激しい2歳馬、3歳馬の現状に追いつくことは困難だ。
弥生賞は5着まで0.1秒差の大接戦だったが、出走各馬のその後の調整過程には大差がある。エピファネイアには足元の不安があって、コディーノはテンションを上げたくない。両馬とも軽めの調教に終始しているのに対して、カミノタサハラは強弱あわせて6本の追い切りを消化している。その上で、木曜段階の馬体重が前走比プラス10キロ。この中間で馬が変わっているはず。弥生賞組から一歩抜け出している可能性がある。
逆転候補はメイケイペガスター。誰が見ても「いい」という馬で、スケールの大きさは世代でも最上位だろう。前走は折り合いを欠いたが、前に馬を置ければ一変して不思議ない。
◆来週のチャレンジャーは…
京都大学医学部卒にして現役医師という異色の経歴を持つ黒河將氏です。

競馬王5月号
●競馬王5月号は「馬体メジャー」に注目! 4月8日発売の競馬王5月号、今回の目玉は綴込付録「馬体メジャー」です。特殊デザインを施した透明フィルムを馬体写真に重ねるだけで、各馬のスケール&適性が見抜けてしまう“POGファン必携のアイテム”の登場です! なんと、ディープインパクトと2歳初期のオルフェーヴルのシルエットはほぼ同じだったことも明らかになりました。
特集ではこの「馬体メジャー」を使い、大混戦の3歳GIをぶった切ります。有力馬の距離適性、コース適性、スケールを大胆にジャッジし、皐月賞、NHKマイルC、オークス、ダービーに最も適した馬の抽出を行なっています!
また、山本昌投手(中日ドラゴンズ)の「中京馬券勝負 密着レポート」、亀谷敬正&藤代三郎の「GIの裏でボロ儲け作戦」、グラサン師匠がノーザンファーム天栄に潜入した「鉄板競馬」など、盛り沢山の内容になっています。